組織脱水溶液

切片を作製するためには組織中の水分をパラフィンで置換するのが一般的な手法です。しかし水と油は混ざらないのと同じように、水を多く含んでいる組織片には油性のパラフィンは浸透しません。そのため組織中の水分をアルコールで脱水し、キシレンなどの中間剤に置換してからパラフィンを浸透させます。

組織の脱水には主に脱水剤を入れ水分含量を低減させたエタノールが用いられますが、酒税法が適用されるためコストがかかるという問題があります。当社では、エタノールにメタノールもしくはプロパノールを添加した変性アルコールでありながらもエタノールと同様の性能を維持した各種組織脱水溶液をラインアップしております。

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