ヒト多能性幹細胞用培地

ExCellerate™ iPSC Expansion Medium (アニマルフリー)

ExCellerate™ iPSC Expansion Medium は、ヒト多能性幹細胞をフィーダーフリーで拡大培養するために特別に調製された基礎研究・トランスレーショナル研究や製造向けの製品です。 この無血清培地は、ヒトおよび動物由来原材料を含まない成分を特長とし、胚性幹細胞やiPS 細胞の培養に適した安定で再現可能な培養環境を提供します。

特長

  • ヒトおよび動物由来成分不含のヒト多能性幹細胞用培地
  • フィーダーフリー条件下での多能性幹細胞の増殖と維持をサポート
  • 完全なオールインワン設計(Growth Factor類の添加は必要ありません)
  • 長期培養での遺伝的安定性や多分化能の維持
  • ロット間の一貫性
  • 様々な細胞株、マトリックス、アプリケーション、プロトコルとの高い互換性
  • 研究から臨床応用へのシームレスな移行

GMPグレード サイトカイン

再生医療等製品材料適格性確認書取得済のGMPグレードサイトカインをラインアップしています。
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  • 免疫細胞療法および再生医療向け製品カタログ

データ

iPS細胞増殖率の比較(GMPグレードとRUOグレード)

iPS細胞の増殖曲線

CCM036-GMP(GMPグレード)と CCM036 (RUOグレード) で同様の成長曲線が得られた

CCM036-GMPおよびCCM036は同じ組成、同じ高品質のアニマルフリー成分を用いて製造されています。CCM036-GMPとCCM036のいずれで培養しても、iPS細胞の成長に大きな違いは見られません。

他社製品との性能比較

細胞生存率

他社製品と比べ、低密度におけるiPS細胞の培養をよりよくサポート

ヒトiPSCを低密度(6ウェルプレート中1ウェルあたり3000細胞)で播種し、細胞が約70%のコンフルエントに達するまで培養し、3継代行った。Accutaseを用いて細胞を回収し、生細胞を数えた。その後、CCM036-GMPで全てのグループをノーマライズした。他社製品はCCM036-GMPと比較して、細胞増殖が遅く、変動が大きい(図A)だけでなく、生存率も低い(図B)ことが示された。

核型解析

核および細胞の形態画像

長期培養における安定した核型、健全なコロニー形態

CCM036-GMPで培養したヒトiPS細胞は、26回の継代培養後、正常な核型とともに明確なエッジ、コンパクトで密に詰まった細胞など、健全なコロニー形態の特徴を示した。

iPSCの増殖・分化例

iPSCの染色画像

iPSCの増殖および分化画像

(A)Excellerate iPSC Expansion Medium (CCM036-GMP) を用いたiPSC拡大培養画像
(B)PDX-1発現脾臓前駆細胞へ分化した細胞を示す(AF2419を用いた染色)
(C)C-ペプチドを多く発現する単ホルモン性β細胞を示す(MAB14171を用いた染色)
(D)ポピュレーションにおけるPDX-1とC-ペプチドの共発現を示す

製品一覧

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RUOグレード

GMPグレード

関連製品一覧

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Human PDX-1/IPF1 Antibody

Human C-Peptide Antibody

基底膜マトリックス

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