レジノカラー工業 カーボンナノチューブ分散液

レジノカラー工業のカーボンナノチューブ分散液は、分散性が高く、透明性が求められる塗膜作製に適した製品です。

マルチウォールカーボンナノチューブ分散液

REC-SM-29は溶剤中、REC-WM-46は水中にマルチウォールカーボンナノチューブを分散させています。
少量の添加量での中抵抗領域の安定性に優れた性能を発揮します。

【特長】

  • 導電カーボンと比較して低添加量で安定な導電性が得られる
  • ヘーズの少ない透明な伝送性塗膜の作製が可能
  • 分散性が良い

【代表特性値】

品名 REC-SM-29 REC-WM-46
固形分 (wt%) 6.0 5.0
CNT濃度 (wt%) 2.0 1.5
溶媒 MIBK
平均粒径 (μm) 0.15 0.20
平均粒径1ヶ月後 (μm) 0.17 0.22
※動的光散乱法、体積平均径

【TEM画像】

TEM 50,000倍

TEM画像
TEM画像
CNTのバンドル構造の繊維を切断すること無く分散し、高い導電性および低ヘーズを実現

REC-SM-29

製品データ

REC-SM-29は導電カーボンと比較して、塗膜中濃度3分の1で同等以上の導電性を発現できます。

製品データ

REC-SM-29は導電カーボンと比較して、塗膜の表面抵抗値が低い領域において透明性に優れています。

品名 REC-SM-29
塗膜中フィラー濃度 (wt%) 15 5
表面抵抗値 (Ω/□) 6.60E+06 1.40E+08
全光線透過率 (%) 60.6 78.5
ヘーズ (%) 3.06 2.04
使用樹脂:アクリル樹脂
塗工膜厚:dry 1.0μm
全光線透過率:JIS K 7361、D65光源
ブランク基材:100μm PETフィルム

REC-WM-46

製品データ

REC-WM-46は導電カーボンと比較して、塗膜中濃度3分の1で同等以上の導電性を発現できます。

製品データ

REC-WM-46は導電カーボンと比較して、塗膜の表面抵抗値が低い領域において透明性に優れています。

品名 REC-WM-46
塗膜中フィラー濃度 (wt%) 15 5
表面抵抗値 (Ω/□) 2.90E+05 1.30E+09
全光線透過率 (%) 57.5 77.2
ヘーズ (%) 4.51 2.41
使用樹脂:アクリル樹脂
塗工膜厚:dry 1.0μm
全光線透過率:JIS K 7361、D65光源
ブランク基材:100μm PETフィルム

シングルウォールカーボンナノチューブ分散液

REC-SM-71は溶剤中、REC-WM-58は水中にシングルウォールカーボンナノチューブを分散させています。
高濃度かつ低粘度に加え、良好な分散状態を実現しています。

【特長】

  • 導電カーボンと比較して低添加量で安定な導電性が得られる
  • ヘーズの少ない透明な伝送性塗膜の作製が可能
  • 分散性が良い

【代表特性値】

品 名 REC-SM-71 RWC-WM-58
CNT濃度 (wt%) 0.2 0.2
溶媒 酢酸ブチル
粘度 (mPa・s) 15 20

【塗膜特性】

SWCNT塗工
SWCNT塗工
MWCNT塗工
MWCNT塗工

溶媒系

CNT種 SWCNT MWCNT
CNT濃度(wt%) 0.5 10.0
表面抵抗値 (Ω/□) 6.33×108 2.37×108
全光線透過率 (%) 100.0 95.2

水系

CNT種 SWCNT MWCNT
CNT濃度(wt%) 2.0 15.0
表面抵抗値 (Ω/□) 7.07×108 1.82×108
全光線透過率 (%) 99.2 89.7
使用樹脂:アクリル樹脂
塗工膜厚:dry 0.1µm以下
全光線透過率:JIS K 7361、D65光源
ブランク基材:100µm PETフィルム

REC-SM-71

表面抵抗値 vs 塗膜中CNT濃度

表面抵抗値 vs 塗膜中CNT濃度

REC-SM-71はマルチウォールカーボンナノチューブ分散液よりも同等の塗膜中CNT濃度において優れた導電性を発現できます。
少量の添加量でも同等以上の導電性を得ることが可能です。

表面抵抗値 vs 全光線透過率

表面抵抗値 vs 全光線透過率

REC-SM-71はマルチウォールカーボンナノチューブ分散液よりも同等の全光線透過率において優れた導電性を発現できます。
高透過率域でも同等以上の導電性を得ることが可能です。

REC-WM-58

表面抵抗値 vs 塗膜中CNT濃度

表面抵抗値 vs 塗膜中CNT濃度

REC-WM-58はマルチウォールカーボンナノチューブ分散液よりも同等の塗膜中CNT濃度において優れた導電性を発現できます。
少量の添加量でも同等以上の導電性を得ることが可能です。

表面抵抗値 vs 全光線透過率

表面抵抗値 vs 全光線透過率

REC-WM-58はマルチウォールカーボンナノチューブ分散液よりも同等の全光線透過率において優れた導電性を発現できます。
高透過率域でも同等以上の導電性を得ることが可能です。

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溶媒系

水系

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