タンパク質の免疫沈降 (IP)/Co-IPなどに高特異性ビーズ

Anti-Tag VHH Beads

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本製品はVHH領域のみの通常の抗体よりも小さいVHH抗体として、ビーズ担体結合済みの抗体です。各種免疫沈降 (IP) や質量分析 (Mass spectrometry) など使用され始めています。
アルパカ (Alpaca)を宿主動物(免疫動物)として抗Tag組換えモノクローナルVHH抗体を作製します。アルパカの抗体はサイズが小さいため、従来の抗体より高い特異性と親和性を検出できます。

VHH抗体とは

アルパカ重鎖抗体 (HcAb) は、1 つの重鎖可変ドメイン (抗体の VHH) と 2 つの従来の CH2 および CH3 ドメインを含む、2 つの重鎖のみで構成される天然に存在する特殊な抗体です。アルパカ重鎖抗体は、重鎖上の可変ドメイン (VHH) を介して抗原に特異的に結合します。VHH は、in vitro で単独で安定に存在できます。VHH抗体は従来の抗体の1/10(約15KD)ととても小さい抗体です(IgG抗体は約150kDa)。サイズが小さいため、従来の抗体より高い特異性と親和性を検出できます。

AlpalifeBio beads

Anti-Tag VHH Beadsとは

AlpalifeBio beads

Anti-Tag VHH Beadsは、担体 (アガロースビーズ、磁性アガロースビーズ)に結合したVHH抗体です。実験に効率的な免疫沈降に最適な抗体ビーズです。
ターゲットは、GFP、MYC、HA、mCherry 、DYKDDDDK(FLAG®タグ配列)があります。

FLAG® はMerck KGaA, Darmstadt, Germanyの登録商標です。

特長

AlpalifeBio beads
AlpalifeBio beads

Anti-DYKDDDDK VHH(左)と従来型であるProtein A/G結合IgG抗体(右)を用いた免疫沈降。Anti-DYKDDDDK VHHでは、単一のバンドを得られ、従来型とは異なって、軽鎖/重鎖由来のバンドは観察されません。

M:marker, B:bound , POI:Protein of Interest

アプリケーション

  • IP/Co-IP (免疫沈降/共免疫沈降)
  • ChIP/RIP (クロマチン免疫沈降/RNA免疫沈降)
  • Mass spectrometry (質量分析)
  • Enzyme activity measurements (酵素活性測定)
  • Affinity chromatography (アフィニティー精製)
AlpalifeBio beads

データ例

Anti-GFP VHH Beads

緑色蛍光タンパク質 (GFP) は、タンパク質の局在化およびタンパク質の動態解析に広く使用されています。抗GFPアガロース ビーズは、GFP標識された標的タンパク質とその相互作用因子を細胞や組織から特異的に単離できる、迅速かつ効果的なワンステップ免疫沈降を提供します。単離された生成物は、核酸分析、タンパク質分析、質量分析分析、酵素生検アッセイなどのその後の生物物理学的および化学分析に使用できます。

AlpalifeBio beads

GFP を発現する 293T 細胞からの全抽出物。Input (I), Flow though (FT) fraction, wash (W), and Elution (E) fraction

文献参考

  1. Yan-Fei Zhou et al.: Nature., 12, 6525 (2021). The parent-of-origin lncRNA MISSEN regulates rice endosperm development
  2. Yangfeng Lv et al.: Dev Comp Immunol., 114 (2021). The tyrosine kinase SRC of grass carp (Ctenopharyngodon idellus) up-regulates the expression of IFN I by activating TANK binding kinase 1
  3. Xidong Li et al.: Natl Sci Rev., 9, (2021). Calcium-dependent protein kinase CPK32 mediates calcium signaling in regulating Arabidopsis flowering time
  4. Yapeng Liu et al.: Dev Comp Immunol., 116 (2021). Grass carp (Ctenopharyngodon idella) TNK1 modulates JAK-STAT signaling through phosphorylating STAT1
  5. Fan-Nv Xia et al.: Plan Cell., 32, 3290 (2020). SINAT E3 Ubiquitin Ligases Mediate FREE1 and VPS23A Degradation to Modulate Abscisic Acid Signaling
  6. Yaoguang Yu et al.: Nat. Plants., 6, 996 (2020). BRAHMA-interacting proteins BRIP1 and BRIP2 are core subunits of Arabidopsis SWI/SNF complexes.
  7. Xu Li et al.: Plant Cell., 32, 3139 (2020). COR27 and COR28 Are Novel Regulators of the COP1-HY5 Regulatory Hub and Photomorphogenesis in Arabidopsis
  8. Xinan Meng et al.: Dev Cell., 54, 624 (2020). Actin Polymerization and ESCRT Trigger Recruitment of the Fusogens Syntaxin-2 and EFF-1 to Promote Membrane Repair in C. elegans

製品一覧

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