FCMで死細胞を明確に区別する

同仁化学 死細胞標識試薬

同仁化学 ロゴ

フローサイトメーター (FCM) を用いて正確なデータを得るためには、死細胞を区別し除外することが重要であり、近年この工程は論文投稿時にも要求されることが増えています。
同仁化学の死細胞標識試薬シリーズは細胞表面および細胞内のタンパク質と共有結合する性質を持つことから、Propidium Iodide(PI)と異なり、細胞の固定化、膜透過処理後も色素は漏れ出しません。さらに、染色後の生細胞と死細胞の蛍光強度差が大きく、FCM で容易に死細胞を区別し解析から除外することができます。
死細胞標識試薬シリーズでは、の色素の異なる2製品「Dead Cell Makeup Blue - Higher Retention than PI」と「Dead Cell Makeup Deep Red - Higher Retention than PI」をラインアップしております。

色素が死細胞から漏出しない

色素が死細胞から漏出しない

特長

  • PIの課題を解決する ~色素が死細胞から漏出しない~
  • 色素を長期間保存できる ~ストック溶液は冷凍で半年間保存可能~
※PI:Propidium Iodide

PIの課題とは? その解決方法

死細胞の区別に使用される Propidium Iodide(PI)には、固定化や膜透過処理により PI が細胞から漏れ出てしまい正確なデータが得られないという課題があります。
一方、死細胞標識試薬シリーズは細胞表面および細胞内のタンパク質と共有結合するため、細胞の固定化、膜透過処理後も色素は漏れ出しません。染色後の生細胞と死細胞の蛍光強度差が大きく、FCM(フローサイトメーター) で容易に死細胞を区別できます。

ストック溶液の長期保存

死細胞標識試薬シリーズのストック溶液は冷凍で半年間保存可能です。

既存法PIとの比較

実験例 :MOLT-4 細胞の疲弊誘導後の PD-1 検出

Ionomycin(500 ng/mL)と PMA(Phorbol 12-myristate 13-acetate, 50 ng/mL )を含む RPMI 培地で 48 時間刺激を行った MOLT-4 細胞を準備しました。本製品を用いて死細胞を染色し、PD-1 の発現を免疫染色法(一次抗体 : 抗 PD-1 マウス抗体、二次抗体 : 抗マウス抗体 -Alexa488)にて検出しました。その結果、死細胞と生細胞を明確に区別でき、生細胞のみゲーティングを行った解析結果では、刺激を行った細胞群にて優位に PD-1 の発現量の上昇が認められました。

製品一覧

  • 項目をすべて開く
  • 項目をすべて閉じる

関連製品一覧

  • 項目をすべて開く
  • 項目をすべて閉じる

Propidium Iodide(PI)

死細胞測定(プレートアッセイ)

生細胞測定(プレートアッセイ)

生細胞/死細胞測定(プレートアッセイ)

カルセイン-AM溶液

  • 掲載内容は本記事掲載時点の情報です。仕様変更などにより製品内容と実際のイメージが異なる場合があります。
  • 掲載されている製品について
    【試薬】
    試験・研究の目的のみに使用されるものであり、「医薬品」、「食品」、「家庭用品」などとしては使用できません。
    試験研究用以外にご使用された場合、いかなる保証も致しかねます。試験研究用以外の用途や原料にご使用希望の場合、弊社営業部門にお問合せください。
    【医薬品原料】
    製造専用医薬品及び医薬品添加物などを医薬品等の製造原料として製造業者向けに販売しています。製造専用医薬品(製品名に製造専用の表示があるもの)のご購入には、確認書が必要です。
  • 表示している希望納入価格は「本体価格のみ」で消費税等は含まれておりません。
  • 表示している希望納入価格は本記事掲載時点の価格です。