新型コロナウイルス検出試薬 (プライマー/プローブ)

当社では国立感染症研究所が公開する「病原体検出マニュアル2019-nCoV Ver.2.9.1」に掲載されている新型コロナウイルス検出用のプライマー・プローブを取り扱っております。

またインターナルコントロールとして、ヒトのRNase Pを検出するためのプライマー・プローブも販売しております。インターナルコントロールとして検体中のRNAを検出することで、検体や検査工程に問題がないことを確認することができます。

新型コロナウイルス検出用プライマー・プローブ

国立感染症研究所が2020年3月19日に公開した「病原体検出マニュアル2019-nCoV Ver.2.9.1」では、新型コロナウイルスの遺伝子検査(リアルタイムone-step RT-PCR法)に使用できるプライマーおよびプローブの配列を公開しています1)

当社ではそのうち、Nセット No.2 (N2セット)のプライマー・プローブおよびその検出に使用可能なポジティブコントロールを販売しております。上記マニュアルでは、Nセットよりも Nセット No.2の方が高い感度を示す傾向にあることが記載されています。

インターナルコントロール検出用プライマー・プローブ

PCRを利用した遺伝子検査では、検体中にPCRの阻害物質が含まれていたり、検体が劣化していたり、検体を添加していなかった場合にウイルス由来核酸の増幅が起こらず、誤って陰性と判定されるケースがあります(偽陰性)。インターナルコントロールとしてヒト検体に由来する核酸を同時に増幅することで、核酸の増幅が生じなかった場合に陰性なのか偽陰性なのかを判断することができます。インターナルコントロールでは、ヒトのハウスキーピング遺伝子であるRNase PやRPL13A (Ribosomal Protein L13a)が良く用いられます。

当社ではヒトRNase Pを検出可能なプライマーとプローブのセットを販売しております。プライマーおよびプローブの配列はアメリカ Centers for Disease Control and Prevention (CDC)が発行する「2019-Novel Coronavirus (2019-nCoV) Real-time rRT-PCR Panel Primers and Probes」(2020)2)で指定されている配列に準拠しています。

参考文献

  1. 国立感染症研究所: 病原体検出マニュアル2019-nCoV Ver.2.9.1 (2020)
  2. Centers for Disease Control and Prevention: 2019-Novel Coronavirus (2019-nCoV) Real-time rRT-PCR Panel Primers and Probes (2020)

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新型コロナウイルス検出用プライマー・プローブ

インターナルコントロール検出用プライマー・プローブ

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