バイオ医薬用プロセス溶液
近年、抗体医薬品を中心としたバイオ医薬品の研究・開発や製造用にシングルユースバッグが普及しております。
それを受け富士フイルム和光純薬では、バイオ医薬品製造に使用可能なプロセス溶液をシングルユースバッグに充填した状態でご提供いたします。
また医薬品の製造工程に使用可能な原料をはじめ、富士フイルム和光純薬ではプロセス溶液の原料として使用可能な製品を多数取り扱っており、お客様のニーズに合わせて原料を選定し、Ready to useの状態でご提供可能です。
調液用の水、原料、試験項目、容量、容器などお客様のご使用ステージに合わせてカスタマイズしたプロセス溶液を製造いたします。
富士フイルム和光純薬ではプロセス溶液を通じてバイオ医薬品製造プロセス・ワクチン製造プロセスの最適化や安定した製造をサポートいたします。
プロセス溶液とは
プロセス溶液とは、バイオプロセスの各工程で使用される培地、培地添加剤、精製用バッファー等の溶液類のことを指しています。
プロセス溶液の使用例
バイオ医薬品製造工程におけるupstream(培養工程)、downstream(精製工程)にてご使用いただくことを想定しております。
シングルユースバッグでの供給
バッグのメーカーおよびチューブ、コネクター等の仕様はお客様とご相談のうえ決定いたします。
バッグへは、完全閉鎖系での充填が可能ですのでご安心してご使用いただけます。
-
項目 対応状況 調液用の水 パイロジェンフリー水(水質:注射用精製水グレード)
WFI容量※ 10L、20L、200L 試験項目※ 外観、pH、浸透圧、無菌試験、エンドトキシン、
マイコプラズマ、濃度、(フィルター完全性試験)原料の変更管理 CultureSure®シリーズ、CertiProシリーズ、製造専用、薬添規 - 容量、試験項目はお客様と相談のうえ決定
-
写真はザルトリウス・ジャパン株式会社より提供
ご使用ステージにあった製造および管理体制(GMP、non-GMP)
お客様のご使用のステージに合わせ、non-GMPでのラボスケールおよび中量スケールとGMPでの生産スケールでの対応が可能です。また、製造はシングルユースのラインのためコンタミネーション等の心配はございません。
GMP
バイオ医薬や再生医療用の生産用培地・プロセス溶液をGMP製造で生産をサポートいたします。
<富士フイルム和光純薬のGMP>
● ICHの原薬ガイドライン(Q7)を参考にした管理・運用
● 建物、ユーティリティーから製造・分析・洗浄法をバリデート
● 粉末培地製造原料にはアニマルフリー原料のみを使用
non-GMP
検討段階、スケールアップ段階で安価かつ短納期でプロセス開発にご協力いたします。
<GMPおよびnon-GMPの生産環境>
-
non-GMP生産 GMP生産 生産規模 1~300 L/batch ~1500 L/batch 生産環境 クラス10万程度
防虫クラス100~10万
防虫・菌温度制御 〇 〇 湿度制御 × 〇
粉末のプレミックスも対応可能
培地製造で培ったノウハウを活かし、数種類のプレミックス(粉末)でのご提供も可能です。 GMP生産にも対応しております。
カスタマイズサービスの流れ
サービスの流れ
本製品は、ご要望に応じカスタマイズしてご提供させていただきます。サンプルのご依頼やお見積り、ご質問は下記のお問い合わせフォームよりお問い合わせください。
詳細については、いただいたご連絡先宛に担当者よりご連絡させていただきます。
- 1.お問い合わせ
- 2.見積提示
- 3.ご注文
- 4.製造・検査
- 5.納品
- ご要望に応じて、秘密保持契約を締結されていただきます。
- 掲載内容は本記事掲載時点の情報です。仕様変更などにより製品内容と実際のイメージが異なる場合があります。
- 掲載されている製品について
- 【試薬】
- 試験・研究の目的のみに使用されるものであり、「医薬品」、「食品」、「家庭用品」などとしては使用できません。
- 試験研究用以外にご使用された場合、いかなる保証も致しかねます。試験研究用以外の用途や原料にご使用希望の場合、弊社営業部門にお問合せください。
- 【医薬品原料】
- 製造専用医薬品及び医薬品添加物などを医薬品等の製造原料として製造業者向けに販売しています。製造専用医薬品(製品名に製造専用の表示があるもの)のご購入には、確認書が必要です。
- 表示している希望納入価格は「本体価格のみ」で消費税等は含まれておりません。
- 表示している希望納入価格は本記事掲載時点の価格です。