神経細胞のトレーサー試薬
Biotium社 Cholera Toxin Subunit B CF®Dye Conjugatesシリーズ
コレラ毒素(Cholera Toxin)は毒性を持つサブユニットA(CT-A)と細胞膜表面に存在する糖脂質ガングリオシド(GM1)に結合する無毒性のサブユニットB(CT-B)から構成されます。GM1は脂質ラフト(lipid raft)と呼ばれるコレステロールやスフィンゴ脂質が集積している膜ドメインの一部で、特に神経細胞で多く観察されています。そのためCT-Bは神経細胞のトレーサーや生体膜膜現象と関わりの深い脂質ラフトの解析に使用されています。本製品はCT-BにCF®Dyeと呼ばれるBiotium社の保有する次世代蛍光物質をタグ付けしたものとなります。
こんな方へおすすめ
- 脂質膜の解析をしたい
- シナプス小胞やエンドサイトーシスの解析をしたい
- 脂質ラフトの解析をしたい
データ例
左図
4℃条件下でCholera Toxin Subunit B, CF®488Aで処理したHela細胞を固定、界面活性処理後にDAPI(青)で染色しています。
CF®Dye 蛍光
CF®DyeはBiotium社の保有する次世代蛍光物質です。従来のAlexa FluorやCyの欠点であったバックグラウンドの増加を抑えることができます。
Cholera Toxin Subunit Bにタグ付けされているCF®Dye一覧
Conjugation | 励起波長(nm) | 蛍光波長(nm) |
---|---|---|
CFⓇ405M | 408 | 452 |
CFⓇ488A | 490 | 515 |
CFⓇ532 | 527 | 558 |
CFⓇ543 | 541 | 560 |
CFⓇ568 | 562 | 583 |
CFⓇ594 | 593 | 614 |
CFⓇ633 | 630 | 650 |
CFⓇ640R | 642 | 662 |
CFⓇ647 | 650 | 665 |
CFⓇ660R | 663 | 682 |
CFⓇ680R | 680 | 701 |
CF®Dyeの詳細はコチラ
製品一覧
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Cholera Toxin Subunit B CF®Dye Conjugatesシリーズ
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- 試験研究用以外にご使用された場合、いかなる保証も致しかねます。試験研究用以外の用途や原料にご使用希望の場合、弊社営業部門にお問合せください。
- 【医薬品原料】
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