Cultrex UltiMatrix Reduced Growth Factor (RGF) Basement Membrane Extract (BME)

Ultimatrix RGF BMEのサンプルを提供しています。

下記の注意事項を必ずお読みいただき、サンプル申込みボタンよりお申込みください。

お申込みのご注意事項

• 提供製品は1mL包装（BME001-01)となります。
• お申し込みは1部署・1研究室1点までとなります。
• 販売代理店は当社販売代理店よりお選びください。納品の際に必要となります。

特長

• 製造ロット間の一貫性
• オルガノイドおよび多能性幹細胞の培養に最適なデザイン
• 3Dアプリケーションに最適化された引張強度（弾性率）

製品仕様

• タンパク質濃度　10-12 mg/mL
• 無菌試験　　　　14日間培養後においても細菌および真菌の増殖は検出されません
• ウイルス試験　　マイコプラズマやLDEVを含む 32種の生物種およびウイルスについてPCRによる陰性を確認
• エンドトキシン　≦ 7EU/mL (LAL法による)
• ドーム形成能　　7日間ドーム形成を維持（タンパク質濃度8 mg/mL時）
• ゲル化能　　　　37℃で30分以下でゲル化培養培地中で37℃ 12日間ゲル化を維持

Cultrex UltiMatrix RGF BME を使用した培養研究のプロトコールを紹介します。

1. ヒト下行結腸オルガノイドの杯細胞

ヒト下行結腸オルガノイド杯細胞の免疫染色像
ヒト下行結腸から単離された成体幹細胞をCultrex Ultimatrix RGF BMEへ埋め、増殖用培地で30日間培養した。オルガノイドを固定し免疫染色を行った。MUC2により腸胚細胞を確認した。緑：MUC2（Novus, メーカーコード:NBP2-44431）, 赤：E-Cadherin（R&D Systems, メーカーコード:AF748), 青:DAPⅠ（Tocris, メーカーコード: 5748）

２．細胞外マトリックスの製造ロット間の一貫性

A: ロット間の細胞外マトリックス(ECM)の組成 Cultrex UltiMatrix RGF BMEと他社競合品のECM の2ロット間における、Entactin、 Laminin 1、Collagen IVのシンプルウエスタン解析の結果。 本製品は他社競合品と比較して、一貫したEntactinの発現を示した。	B: ロット間のゲル化率と引張強度（弾性率） Cultrex UltiMatrix RGF BMEと他社競合品の細胞外マトリックス (ECM) の2ロット間における、ゲル化速度と引張強度のダイナミクス。温度を上げて、各ロットの引張強度をゲル化率を確認した。本製品は他社競合品と比較して一貫したゲル化率と高い引張強度（Storage modulus）を示した。

３．iPS細胞における高い増殖能

A: iPS細胞の増殖能の比較 Cultrex UltiMatrix RGF BME （紫）または他社競合品の細胞外マトリックス （グレー） を用いてヒトiPS細胞を6ウェルプレート （7.5 x 105 cells / wellで播種）で継代培養した。各継代で細胞を採取し、血球計算盤にて細胞数を計測した。他社競合品と比較してCultrex UltiMatrix RGF BMEを用いた場合、より高い細胞増殖能を示した。	B: iPS細胞コロニーの免疫染色像 Cultrex UltiMatrix RGF BMEを用いて培養されたヒトiPS細胞コロニーを免疫染色した。赤：Oct3/4(R&D Systems, メーカーコード：AF1759）、緑：F-actin、青：DAPI(Tocris, メーカーコード：5748)。