培養液から抗体精製、N 型糖鎖サンプル調製を 2.5 時間で完了

抗体N 型糖鎖分析キット EZGlyco™ mAb N Kit with 2 AB

抗体産生細胞の培養上清から抗体由来糖鎖を調製するには多くの時間を要し、その作業も煩雑です。
EZGlyco® mAb-N Kit with 2-ABでは、抗体精製から糖鎖標識までを1チューブで行うことができ、迅速かつ簡便な標識糖鎖の調製が可能です。キットには、糖鎖遊離酵素、糖鎖蛍光ラベル試薬も同梱されています。また標識反応には劇物シアン化合物を含みませんので、取扱いにも優れたキットです。

特長

  • 培養液からの抗体精製工程を含め、2時間で糖鎖サンプル調製が完了
    - 従来は2日以上かかっていた作業が大幅に短縮されます。
  • 既存の蛍光ラベルを使用
    - HPLC, LC-MSによる糖鎖分析に広く用いられている2-ABラベル化を使用し、ラベル変更の検討は不要です。
  • 蛍光ラベル化工程では非毒性の還元剤を使用
    - 従来、糖鎖の蛍光ラベル化には毒性のある還元剤シアノ水素化ホウ素ナトリウムが使用されていましたが、本キットでは非毒性の還元剤を採用、安全性が高まっています。
  • 必要な試薬類をキットに同梱
    - 糖鎖遊離酵素(PNGase F)、蛍光ラベル化試薬など必要な試薬はキットに含まれています。 別途、アセトニトリル、酢酸、DMSOをご用意頂くだけで操作が可能です。
  • 全自動化が可能
    -全自動装置GlycoAutoPrep™により24サンプルの同時処理が可能です。
  • キット内容

    1 抗体捕捉カラム 10 本
    2 抗体捕捉溶液 1 本
    3 洗浄溶液 1 本
    4 PNGase F促進溶液 1 本
    5A PNGase F Solution 1 本
    5B 希釈用バッファー 1 本
    6 2-Aminobenzamide 1 本
    7 還元剤 <非毒物> 1 本
    8 過剰試薬除去用カラム 10 本
    9 プロトコル 1冊
  • 別途お客様にご用意いただくもの

    試薬類
      ・アセトニトリル
      ・酢酸
      ・DMSO

    消耗品
      ・2.0mLチューブ
      ・1.5mLチューブ

    装置類
      ・遠心機
      ・ヒートブロック

糖鎖サンプル調製の流れ

すべての操作を固相で行い、効率的な処理を実現

既存法とのデータの整合性

既存法と同等の糖鎖分析データが得られます。

既存法 (2日間) EZGlyco (2.5時間)
培養液中のIgGをProtein Aカラムで精製  
 ↓
N-グリコシダーゼFでN型糖鎖を遊離  
 ↓
得られた糖鎖を2-AB蛍光ラベル化  
培養液を本キットで処理し、2-AB化N型糖鎖を調製  

製品一覧

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関連製品一覧

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    【試薬】
    試験・研究の目的のみに使用されるものであり、「医薬品」、「食品」、「家庭用品」などとしては使用できません。
    試験研究用以外にご使用された場合、いかなる保証も致しかねます。試験研究用以外の用途や原料にご使用希望の場合、弊社営業部門にお問合せください。
    【医薬品原料】
    製造専用医薬品及び医薬品添加物などを医薬品等の製造原料として製造業者向けに販売しています。製造専用医薬品(製品名に製造専用の表示があるもの)のご購入には、確認書が必要です。
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