ウイルスのシアル酸指向性解析・感染メカニズム研究に

シアリル糖ペプチド固定化プレート

ある種のウイルスは細胞表面のシアル酸(酸性糖鎖)に結合して感染することが知られています。本品はシアル酸の結合様式の異なる3種のシアリル糖ペプチドを96ウェルプレートに固定化したもので、シアル酸と生体分子の相互作用アッセイに利用できます。

【想定用途】
  ・ウイルスのシアル酸指向性アッセイ
 ・ワクチンのヘマグルチニンのシアル酸結合性アッセイ

【製品内容】
 3種類の96ウェルプレート(各1枚)

固定化されている3種の糖ペプチド

いずれも6アミノ酸残基のペプチドに糖鎖が結合しています。

① α2-3型シアル酸含有
非還元末端に NeuAc(a2-3)Gal をもつN型糖鎖

② α2-6型シアル酸
非還元末端に NeuAc(a2-6)Gal をもつN型糖鎖

③ アシアロ糖鎖
非還元末端が Galactose のN型糖鎖

実験例:インフルエンザウイルスのシアル酸指向性解析

 

  • 実験操作概略
    1) インフルエンザウイルス(全粒子)をプレートに添加
    2) 抗ウイルスウサギ抗体を添加
    3) 抗ウサギIgG抗体(HPR標識)を添加
    4) 発色キットで可視化、吸光度測定

本製品を用いてウイルス株のシアル酸指向性が確認できた。

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感染症研究支援製品

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