血液脳関門研究用

抗Claudin-5抗体

Claudin-5 は主に血液脳関門に発現する約 23kDa の4回膜貫通タンパク質で、血液脳関門の制御に関与していると報告されています。本製品は、DNA免疫法により樹立した Native formのClaudin-5 に対するモノクローナル抗体で、Claudin-5 の中和活性 (血液脳関門モデルでのバリア機能を下げる作用) を示します1)。他の Claudin ファミリーの Claudin-1~4,6,7には交差反応性を示しません1)

  1. Hashimoto, Y., et al.: J. Pharmacol. Exp. Ther., 363(2), 275 (2017).
  • 本製品は大阪大学-愛媛大学-当社の共同出願特許ライセンスに基づき販売しています。
    PCT/JP2018/016975 「抗CLDN-5抗体、及びその抗体を含有する医薬」

抗体情報

抗Claudin-5, ラットモノクローナル抗体 (R9) 抗Claudin-5, モノクローナル抗体 (M48)
製品コード 014-28101 011-28091
クローンNo. R9 M48
抗原 ヒトClaudin-5全長遺伝子情報
accession#AAH19290
ヒトClaudin-5全長遺伝子情報
accession#AAH19290
Buffer PBS PBS
サブクラス ラットIgG2b・κ マウスIgG3・κ
種交差性 ヒト、サル ヒト、サル
特異性 Clauidn-5
※Claudin-1~4,6,7とは交差反応しません1)
Clauidn-5
※Claudin-1~4,6,7とは交差反応しません1)
抗体濃度 ラベル記載
初回ロット:1.1 mg/mL
ラベル記載
初回ロット:1.2 mg/mL
適応 フローサイトメトリー:0.5-5 μg/mL
中和実験 (in vitro):90-150 μg/mL
フローサイトメトリー:0.5-5 μg/mL
中和実験 (in vitro):90-150 μg/mL

データ (血液脳関門in vitro細胞モデルでの中和実験)

本抗体 (R9およびM48) を血液脳関門カニクイザル細胞モデル (BBBキット、ファーマコセル社) に添加し、同モデルにおけるバリア活性の指標となる①経内皮電気抵抗 (TEER) と②物質透過性への影響を検証した。

本抗体 (R9およびM48) の添加により電気抵抗値が低下した。同様の作用を示すC-CPEmtより高い効果を示した。

本抗体 (R9およびM48) の添加により蛍光色素標識デキストラン (4kDa) の透過性が向上した。同様の作用を示すC-CPEmtより高い透過性を示した。

製品一覧

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