汎用タンパク質定量用試薬
プロテインアッセイBCA試薬
本製品は、溶液中のタンパク質濃度をビシンコニン酸を用いて測定するための試薬キットです。塩基性条件下でタンパク質がCu2+に作用してCu+を生成させます。このCu+がビシンコニン酸とキレート化して錯体を形成し、溶液が赤紫色に変化します。562 nmの吸光度を測定することにより、タンパク質濃度を測定できます。
キット構成
- 試薬A : ビシンコニン酸溶液 500 mL x 1 本
- 試薬B : 硫酸銅(Ⅱ)溶液 25 mL x 1 本
※本キットにはアルブミン標準液は添付されていません。
測定法
試薬の調製
Working Solutionの調製
試薬Aと試薬Bを容量比 50:1 で混合する(用時調製)
標準液
アルブミンなどを用い、標準タンパク質の希釈系列を作成する
試験管を用いた定量
- 試験管に0.1 mLの標準液あるいはサンプルを加える
- それぞれの試験管に調製済みのWorking Solutionを2 mL加え、よく混合する
- 下記条件で反応させる
反応条件 定量範囲 標準法 37 ℃, 30 分間 20~2,000 μg/mL 室温法 室温, 2 時間 20~2,000 μg/mL 高感度法 60 ℃, 30 分間 5~250 μg/mL - 試験管を室温に戻す
- 分光光度計を用いて562 nmの吸光度を測定する
96ウェルマイクロプレートを用いた定量
- 各ウェルに25 μLの標準液あるいはサンプルを加える
- それぞれのウェルに調製済みのWorking Solutionを200 μL加え、よく混合する
- 37 ℃で30 分間反応させる
- マイクロプレートを室温に戻す
- マイクロプレートリーダーを用いて562 nmの吸光度を測定する
測定例
試薬Aと試薬Bを 50:1 で混合した後、試験管中で 31.25, 62.5, 125, 250 μg/mLのBSA溶液と 20:1で混合した。その後、高感度法を用い吸光度を測定した。
製品一覧
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- 【試薬】
- 試験・研究の目的のみに使用されるものであり、「医薬品」、「食品」、「家庭用品」などとしては使用できません。
- 試験研究用以外にご使用された場合、いかなる保証も致しかねます。試験研究用以外の用途や原料にご使用希望の場合、弊社営業部門にお問合せください。
- 【医薬品原料】
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