ニッポンジーン ECOS™ Competent E.coli
ECOS™ Competent E.coliは大腸菌のコンピテントセルです。2004年の発売以来、長年多くのお客様にご愛顧いただいています。
本製品はヒートショック後の回復培養が不要(*1)なため、短時間で形質転換を行うことができます。またDH5α、JM109、XL1-Blueではクローニング部位がlacZ遺伝子中にあるベクターDNAを用いて形質転換を行った際にblue/white選択を行うことができます。
*1:セレクションにアンピシリンを使う場合にのみ有効。
形質転換の時間を大幅短縮
特別な製法で調製したECOS™は薬剤にアンピシリンを使用する場合、回復培養を省略して短時間で形質転換を行うことができます。またプラスミドのサイズが6kb以下の場合、1分間プロトコルから42℃のヒートショックを省くこともできます。
ECOS™ Competent E.coliの操作手順
ヒートショック省略プロトコルでの形質転換効率
実験条件
プロトコル (ECOS™ 1分間プロトコルを改変)
- 氷上でECOS™ Competent E.coliを溶解
- 冷却したプラスミド溶液またはライゲーション溶液を添加
- ボルテックスで1秒撹拌
- LBプレートに塗布
- 37℃でインキュベート
使用サンプル
2.7kb pUC19プラスミドDNA
7.5kb pUC系プラスミドDNA (インサート:約5kb)
結果
ヒートショックを省略しても、1分間プロトコルと同様の形質転換効率が得られました。
ECOS™ Competent E.coliはヒートショックを省略しても形質転換を行うことが可能です。
(ただし抗生物質がアンピシリンのときのみ)
お客様の声
2016年度 トライアルキャンペーンの結果
2016年度に実施しましたECOS™ シン・プロトコル体験キャンペーンでは、お客様にヒートショック省略プロトコルを体験していただきました。
その結果、アンケートにご回答いただいた45名の内、93%の方が「非常に満足」または「満足」と回答しています。
製品一覧
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DH5α
JM109
XL1-Blue
BL21(DE3)
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- 掲載されている製品について
- 【試薬】
- 試験・研究の目的のみに使用されるものであり、「医薬品」、「食品」、「家庭用品」などとしては使用できません。
- 試験研究用以外にご使用された場合、いかなる保証も致しかねます。試験研究用以外の用途や原料にご使用希望の場合、弊社営業部門にお問合せください。
- 【医薬品原料】
- 製造専用医薬品及び医薬品添加物などを医薬品等の製造原料として製造業者向けに販売しています。製造専用医薬品(製品名に製造専用の表示があるもの)のご購入には、確認書が必要です。
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