DYKDDDDK tag
DYKDDDDK融合タンパク質の精製、検出用に抗体、抗体結合ビーズ、ペプチドをラインアップしております。
アプリケーションデータ
ウエスタンブロッティングでの特異性比較
3 x DYKDDDDKタグ融合タンパク質Aの発現プラスミドをHEK293細胞株にトランスフェクションし、24時間培養後、ランダムにクローンを選抜した。
選抜したクローンの細胞をRIPA Bufferで溶解し、得られた細胞溶解液を用いてWestern Blotを行い、3 x DYKDDDDKタグ融合タンパク質を検出した。
一次抗体としてWako(clone No. 1E6)(製品コード:018-22381)抗体およびA社抗体をWestern Blotに用いた。
Wako(clone No. 1E6)抗体はA社抗体と比較して、より特異的にDYKDDDDK配列を認識可能
ウエスタンブロッティングでの感度比較
Lane 1:293T細胞溶解液
Lane 2:タンパク質A-DYKDDDDKを一過的に発現させた293T細胞溶解液
Lane 3:タンパク質B-DYKDDDDKを一過的に発現させた293T細胞溶解液
ブロッキング:5 %スキムミルクを含むTBS-T, 4 ℃一晩
抗体反応 2hr, 室温
発光試薬:イムノスター®LD
検出:LAS-3000、露光時間15分
Wako 1E6-HRPはA社製品より高感度
抗DYKDDDDK tag抗体アガロースビーズの抗原回収性能
溶出方法
DYK:DYKDDDDKペプチドによる競合溶出
SDS:2% SDSによる変性溶出
使用担体量
抗DYKDDDDKタグ抗体ビーズ(Wako):20 µL / assay
A社 Affinity Beads:20 µL / assay
抗原添加量
DYKDDDDKタグ融合タンパク質を含む大腸菌細胞溶解液:20 mg / assay
免疫沈降条件
4 ℃、3時間
溶出方法
150 µg/mL DYKDDDDKペプチド(製品コード:044-30951):20 µL / assay → 4 ℃、30分間インキュベート
2 % SDS sample buffer 添加量 20µL / assay → 5分間煮沸。
SDS-PAGE
サンプル泳動量:10 µL
検出
銀染色
DYKDDDDKタグ融合タンパク質(約19kDa)を過剰発現させた大腸菌ライセートを調製し、本製品とA社製品で免疫沈降後、DYKDDDDYペプチドで抗原溶出を行った。得られた抗原サンプルをSDS-PAGEにより分離し、銀染色により、抗原回収効率を比較した。
抗DYKDDDDK tag抗体磁気ビーズの反応性
各種DYKDDDDKタグ融合タンパク質を細胞溶解液にそれぞれ添加し免疫沈降後、ウエスタンブロッティングにより抗原回収量を比較しました。
4 % SDSサンプルバッファーで溶出してSDS-PAGE後、ウエスタンブロットを行いペルオキシダーゼ標識抗体(製品コード:015-22391)を用いて発光検出しています。
M:マーカータンパク質
Met:N-terminal Met-DYKDDDDK-BAP
N:N-terminal DYKDDDDK-BAP
C:C-terminal DYKDDDDK-BAP
製品一覧
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抗DYKDDDDK tag, モノクローナル抗体
標識抗DYKDDDDK tag, モノクローナル抗体
抗DYKDDDDK tag抗体ビーズ(アガロースビーズ)
抗DYKDDDDK tag抗体ビーズ(磁気ビーズ)
DYKDDDDK tag ペプチド
DYKDDDDK tag-BAP ペプチド
3×DYKDDDDK tag ペプチド
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