スフェロイド・細胞用透明化試薬
SCALEVIEW-S4
SCALEVIEW-S4は、透明化手法あるScaleS法に使用するSCALEVIEW-Sシリーズのひとつです。
SCALEVIEW-S4に浸漬するだけで、スフェロイドやオルガノイドを透明化することができます。
SCALEVIEW-S4 特長
- スフェロイドやオルガノイドの透明化が可能
- 透明化にかかる時間は約1日 4)
- 抗体染色/蛍光色素染色が可能
透明化可能組織
スフェロイド、オルガノイド、ニューロスフェア
透明化に必要なもの
★スフェロイド培養にはスリットウェルプレートが便利です。
試薬
- SCALEVIEW-S4※
- deScale Solution (製品コード:041-34425)
- パラホルムアルデヒド (製品コード:160-16061)
器具
- 観察用プレート (底面がカバーガラスのものを推奨)
- SCALEVIEW-S4 透明化標本向け蛍光顕微鏡と推奨対物レンズ※※
- スフェロイドはSCALEVIEW-S4中では浮遊しやすくなっているため、SCALEVIEW-S0とSCALEVIEW-A2を併せての使用を推奨しています (下記プロトコル参照)
- ※屈折率 (RI=1.49) に合った対物レンズをご用意ください。データ取得前にお手持ちの顕微鏡メーカーに確認することを推奨いたします。
SCALEVIEW-S4プロトコル
スフェロイドの簡易透明化プロトコル
操作手順イメージ 4)
*透明化後、1.5% (wt/vol) アガロースを用いて包埋し、不動化することで観察が容易になります。
スフェロイドの免疫組織染色プロトコル (AbScale法)
アプリケーション
T47D細胞スフェロイド観察例
Data by Molly E, Boutin, et al. : Scientific Reports, 8, 11135 (2018).
ニューロスフェア3次元免疫染色
F-POD®透明化アプリケーション
サンプル RLUN14:上皮内腺がん、細気管支肺胞上皮がん
サンプル RLUN20
抗体 色素 顕微鏡 対物レンズ |
:ZO-1-Alexa488 conjugate :Actistain670 (ファロイジン) :DAPI :FV3000 :UPLSAPO30×S |
データ提供元:福島県立医科大学 高木 基樹先生、協力:エビデント株式会社
F-PDO®(がん組織由来培養細胞)を用いた抗がん剤等の薬効評価解析の受託も承っています。
詳細は、こちらをご確認ください。
iCell® Hepatocytes2.0透明化
詳しいプロトコルはこちら
参考文献
- Hama,H.et al. : Nature Neuroscience, 14, 1481(2011).
- Hama,H.et al. : Nature Neuroscience, 18, 1518(2015).
- Hama H, et al. : Protocol Exchange (2016), doi:10.1038/protex.2016.019
- Molly E, Boutin, et al. : Scientific Reports, 8, 11135 (2018).
- Takahashi N, et al. : Cells, 8, 481 (2019).
製品一覧
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- 掲載されている製品について
- 【試薬】
- 試験・研究の目的のみに使用されるものであり、「医薬品」、「食品」、「家庭用品」などとしては使用できません。
- 試験研究用以外にご使用された場合、いかなる保証も致しかねます。試験研究用以外の用途や原料にご使用希望の場合、弊社営業部門にお問合せください。
- 【医薬品原料】
- 製造専用医薬品及び医薬品添加物などを医薬品等の製造原料として製造業者向けに販売しています。製造専用医薬品(製品名に製造専用の表示があるもの)のご購入には、確認書が必要です。
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