タンパク質結合型キラルカラム
キラルセレクターであるタンパク質をシリカゲルに結合し、充てんしたキラルカラムです。多糖誘導体キラルカラムで分離できなかった化合物に対して、タンパク質結合型キラルカラムが有効な場合があります。移動相には、リン酸緩衝液や酢酸系の緩衝液をご使用ください。
タンパク質結合型キラルカラムとして、分離対象化合物の異なる3タイプを取り揃えています。
特長
- 逆相系での光学異性体分離用キラルカラム
- 代謝物やバイオ法で得られたサンプルを水系移動相で光学純度分析が可能
- LC/MSにも適用可能
(内径2.0 mmのカラムをご用意しています。)
CHIRALPAK AGP
α1-acid glycoprotein(AGP) | α1-酸性糖タンパク質をキラルセレクターとしたキラルカラムです。 アミン類(一級、二級、三級)、酸性化合物、中性化合物(アミド、エステル、アルコールなど)の分離に優れています。 適切な移動相を選択することで、各種の化合物を光学分割することができます。 |
CHIRALPAK CBH
Cellobiogydrolase(CBH) | セロビオヒドロラーゼ(CBH)をキラルセレクターとしたキラルカラムです。 カルボニル、アミド、エーテル、スルホキシド、エステル、アルコール、フェノールなどの各種置換基を持つ塩基性化合物を誘導体化することなく光学分割することができます。 |
CHIRALPAK HSA
human serum albumin(HSA) | ヒト血清アルブミン(HSA)をキラルセレクターとしたキラルカラムです。酸性化合物や中性化合物を誘導体化することなく光学分割できます。 血中でのアルブミンと薬物の結合定数を簡便に推定することができ、タンパク質結合率測定に使用することができます。 この目的のためにヒトを始め各種動物の血清アルブミン結合カラムをご用意しています。 |
分離対象化合物
酸性化合物 | 中性化合物 | 塩基性化合物 | |
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CHIRALPAK AGP | |||
CHIRALPAK CBH | |||
CHIRALPAK HSA |
製品一覧
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CHIRALPAK AGP
CHIRALPAK CBH
CHIRALPAK HSA
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