同仁化学 細胞老化(SA-β-Gal)プレートアッセイキット

本製品は、老化細胞の指標として用いられるSA-β-gal(senescence-associated β-galactosidase)活性をプレートアッセイにより簡便に検出できるキットです。β-galactosidase 検出試薬であるSPiDER-βGal を採用しており、 96ウェルプレートに試薬を加えるだけでSA-β-gal活性の数値化、更には多検体の評価にも利用することができます。

簡便に老化細胞を数値化

準備した細胞をキット同梱のBufferで溶解し、蛍光基質(SPiDER-βGal)を添加するだけで、SA-β-gal 活性に応じた蛍光強度が得られます。ディッシュ(100 mm dish)等で細胞を準備した場合でも、細胞溶解後に96ウェルプレートに移すだけで評価できます。

ラインアップ

老化細胞検出用試薬の選択ガイド

製品名 サンプル 対応装置 色素 / 検出波長
Cellular Senescence
Detection Kit- SPiDER-βGal
生細胞
固定化細胞
SPiDER-βGal
Ex: 500-540 nm / Em: 530-570 nm
Cellular Senescence
Detection Kit- SPiDER Blue
固定化細胞 SPiDER-Blue
Ex: 350-450 nm / Em: 400-500 nm
SPiDER-βGal 組織 SPiDER-βGal
Ex: 500-540 nm / Em: 530-570 nm
Cellular Senescence Plate
Assay Kit- SPiDER-βGal
生細胞 SPiDER-βGal
Ex: 500-540 nm / Em: 530-570 nm

既存法との比較

製品名 生細胞 固定化
細胞
細胞内
滞留性
検出 対応装置 染色時間 備考
Cellular Senescence Detection Kit
-SPiDER-βGal (SG03)
蛍光 蛍光顕微鏡・FCM 30分
  • 高感度のため短時間の染色、定量解析が可能
  • 異なる老化マーカーと多重染色が可能
Cellular Senescence Plate Assay Kit
-SPiDER-βGal (SG05)
- - 蛍光 プレートリーダー 30分
  • 96ウェルプレートに試薬を加えるだけでSA-βGal活性の数値化が可能
  • 多検体評価が可能
C12FDG 蛍光 蛍光顕微鏡・FCM 1 - 2時間
  • 細胞膜透過性が低いため、染色時間がSG03よりも長い
X-Gal × 比色 顕微鏡 一晩
  • 目視でのカウントのため、客観的な測定が難しい

これからはじめる 老化細胞検出

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データ例

イメージング結果と相関

継代数の異なるWI-38 細胞を用い、本キットによるプレートアッセイ (左図) およびCellular Senescence Detection Kit - SPiDER-βGal [コードNo. : SG03]によるイメージング評価(右図)を行いました。

老化細胞の検出 (プレートアッセイ)

<検出条件>
Ex. 535 nm / Em. 580 nm

老化細胞の検出 (イメージング)

<検出条件>
緑色: Ex. 488 nm / Em. 500-600 nm
青色: Ex. 405 nm / Em. 450 - 495 nm

結果、継代数を重ねた細胞では、 SA-β-gal の亢進が双方の解析結果で確認されました。
なお継代数が多い老化細胞は増殖スピードが遅く、播種時の細胞数は同じでもプレートアッセイ時の細胞数は異なるため、本実験では核を指標にした細胞数ノーマライゼーションキット[コードNo.:C544]で得られた結果をSA-β-gal活性の補正に用いました。

薬剤添加による評価

薬剤添加による評価

ROS発生剤であるDoxorubicinを添加し培養したWI-38 細胞を用い、本キットによるプレートアッセイを行いました。結果、Doxorubicinを添加した細胞では、 SA-β-gal の亢進が確認されました。

<検出条件>
Ex. 535 nm / Em. 580 nm

FAQ

1キットあたりの測定可能なサンプル数を教えてください。

測定可能なサンプル数の目安は以下の通りです。

20 tests 100 tests
測定可能なwell数 96 wellプレート
20 well分
96 wellプレート
1 枚分
測定可能なサンプル数
(n=3 にて測定した場合)
6 サンプル 30 サンプル
96 wellプレートで細胞を老化誘導をして測定することは可能ですか?

老化誘導はディッシュ等で行い、その後、細胞を96 wellプレートに移して測定することを推奨します。
同一プレート内に老化誘導しない細胞 (コントロール) と老化誘導する細胞 (サンプル) を配置して比較を行いますが、96 wellプレートで老化誘導を行うと、 (老化誘導の日数に依りますが) コントロール細胞は増殖しすぎてコンフルエントの状態を招く可能性があります。 また、コンフルエントを回避するために予め細胞数を少なく播種した場合にも、老化誘導処理した老化細胞はプレートアッセイに必要な感度 (細胞数) が得られない可能性があります。

96 wellプレートに播種する細胞数の目安はどれくらいですか?

至適細胞数は細胞種によって異なります。 弊社では、1×104 cellsの WI-38細胞を各 wellに播種し、実験した実績がございます。

詳しい操作については、取扱説明書内の「実験例2」をご参照ください。

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