間葉系幹細胞 増殖培地
ヒトMSCsの増殖をサポートする、拡大培養用培地です。異種動物成分含有・不含の両タイプの取扱いがあります。
また、多継代にわたって形態、マーカー発現、免疫抑制能、分化能を保持します。
ラインアップ
- PRIME-XV MSC XSFM MDF1 (GMP準拠製造品)
- PRIME-XV MSC Expansion XSFM (GMP準拠製造品)
⇒詳細はカタログp.3-5をご覧ください。
PRIME-XV MSC XSFM MDF1
ヒト間葉系幹細胞 (MSCs) 拡大培養用無血清(異種動物成分不含 (Xeno-free)) 培地です。
本培地は、「PRIME-XV MSC Expansion XSFM」をもとに、H15年度厚生労働省告示第210号生物由来原料基準の要求事項を満たすよう原料を改良した、再生医療等製品材料確認書取得済みの培地です。容量や価格については別途ご相談ください。
※ 原薬等登録原簿(MF)の登録状況につきましては、弊社までお問い合わせください。
特長
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- Serum-Free, Xeno-Free
- Ready-to-Use
- 高い増殖性
- 培養後の分化能を保持
- cGMP準拠工場にて製造
- 骨髄由来および脂肪組織由来の間葉系幹細胞の培養が可能
- 表面マーカー、免疫抑制能および多分化能を評価済み
- 間葉系幹細胞の性能を維持したままの拡大培養を確認
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細胞の増殖速度比較
ATCC より調達した骨髄由来の間葉系幹細胞を、PRIME-XV MSC XSFM MDF1 、PRIME-XV MSC Expansion XSFM (#91149)および10% FBS 含有MEM α で培養し、増殖速度を調べました。FUJIFILM Irvine Scientific社が販売する2 種類の無血清培地、特に MSC Expansion XSFM MDF1は、血清含有培地よりも高い増殖性能を示しました。
増殖後も分化能、細胞表面マーカー発現レベルを維持
PRIME-XV MSC XSFM MDF1 で培養した細胞の分化能を評価しました。その結果、脂肪細胞、骨芽細胞、軟骨細胞への分化が確認されました。
細胞表面マーカー発現レベル
PRIME-XV MSC XSFM MDF1 で培養した 8継代目及び11継代目の細胞を、フローサイトメトリーで解析した結果を示します。いずれの時点においても、CD105及びCD90が陽性、CD45が陰性であり、間葉系幹細胞の要件を満たします。
PRIME-XV MSC Expansion XSFM
ヒト間葉系幹細胞 (MSCs) 拡大培養用無血清(異種動物成分不含 (Xeno-free)) 培地です。米国Drug Master Fileに登録済です。
特長
- Serum-Free, Xeno-Free
- 骨髄由来および脂肪組織由来の間葉系幹細胞の培養が可能
- 表面マーカー、免疫抑制能および多分化能を評価済み
- 間葉系幹細胞の性能を維持したままの拡大培養を確認
- WFIグレード (USP、EP) の水を用いて製造
- cGMP準拠設備で製造
- 米国Drug Master Fileに登録
PRIME-XV 培地は、他社市販培地や血清含有培地よりも優れた性能を発揮
ヒト骨髄由来 (BM) MSCs を、PRIME-XV MSC Expansion XSFM、PRIME-XV Expansion SFM、市販の異種動物成分不含 (Xeno-free) 培地 (Supplier A)、ならびに血清含有培地 (Serum-containing) で培養しました。MSCs を6,000 cells/cm2 で播種して、3 継代までの累積細胞数を評価しました。
代表的なMSC マーカー発現プロファイルを多継代にわたり保持
脂肪組織由来MSCs (AD-MSC)、骨髄由来MSCs (BM-MSC) および臍帯由来MSCs (UC-MSC) をPRIME-XV MSC Expansion XSFM で培養しました。MSCs は、3 継代にわたって拡大培養しました。CD105、CD90、およびCD45 の発現をフローサイトメトリーにより評価しました。多継代培養後、細胞は特徴的なMSC マーカー発現プロファイル (CD105 およびCD90 陽性、ならびにCD45 陰性) を保持していました。
様々なソースから分離したMSCs のロバストな増殖
AD-MSC、BM-MSC、およびUC-MSC を、6,000 cells/cm2 でPRIME-XV MSC Expansion XSFM に播種して、3 継代しました。各継代は80%コンフルエンスで回収し、細胞数と生存率を評価しました。
三方向分化能をサポート
ヒトBM-MSC をPRIME-XV MSC Expansion XSFM で培養してから、PRIME-XV 分化培地を使用して、2 週間にわたり分化させました。オステオカルシン (緑) およびRUNX2 (赤) 染色は、PRIME-XV Osteogenic Differentiation SFM ※ が骨芽細胞へのロバストな分化を誘導することを示しています (A)。アグリカン (赤) とII 型コラーゲン (緑) 染色は、PRIME-XV Chondrogenic Differentiation XSFM が軟骨細胞へのロバストな分化を誘導することを実証しています (B)。FABP-4 (赤) 染色は、PRIME-XV Adipogenic Differentiation SFM が脂肪細胞へのロバストな分化を誘導することを示しています (C)。核はDAPI で対比染色しています (B、C)。
※ PRIME-XV Osteogenic Differentiation SFM の日本での取扱いはございません。
MSCs の免疫抑制能を維持
BM-MSC をPRIME-XV MSC Expansion XSFM で培養しました。抗ヒトCD3 抗体と抗ヒトCD28 抗体で刺激されたCFSE 標識ヒトCD3+ T 細胞を使用して、細胞増殖アッセイしました。
MSC を共培養しなかった不活性化CD3+ T 細胞は、親世代で静止しました (オレンジ色)。MSC を共培養しないで6 日間増殖させた活性化CD3+ T 細胞は、細胞分裂が起こり蛍光強度が低下しました (紫)。抗ヒトCD3 抗体と抗ヒトCD28 抗体で刺激された CD3+ T 細胞の増殖は、MSCと共培養された場合により高い蛍光強度 (免疫抑制の徴候) を示しました (緑)。
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間葉系幹細胞 拡大培養用培地
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- 【医薬品原料】
- 製造専用医薬品及び医薬品添加物などを医薬品等の製造原料として製造業者向けに販売しています。製造専用医薬品(製品名に製造専用の表示があるもの)のご購入には、確認書が必要です。
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