Wakopak®シリカゲル充てん剤 品質検査について
Wakopak®は充てん剤をロット毎に検査しています。粒子形状のチェックや粒子径の測定といった物性検査と、実際にカラムに充てんし、1項目の検査に幾種もの試料を用いて品質検査を行っています。厳しい条件を通過した、選りすぐりの充てん剤を用いておりますので、様々な分析に安心してご使用いただけます。
品質検査の内容
Wakopak® Column Performance Report
カラムそれぞれの充てん状態を検査し品質を保証
- 理論段数 (Naphthalene)
- 保持係数 (Naphthalene)
- 分離係数 (Naphthalene/Benzene)
- シンメトリー係数 (10% height)
エンドキャッピング (塩基性化合物) 試験方法例
塩基性化合物は、充てん剤中の残存シラノールの影響により、吸着およびテーリングが生じることが知られています。塩基性化合物である、ピリジン・プロカインアミドを用いて、エンドキャッピング効率を検査しています。
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Column
Colum temperature
Eluent
Flow Rate
Press
Detection:Wakopak® Wakosil®-Ⅱ5C18 RS 4.6 mm x 150 mm
:35℃
:CH3CN/H2O=30/70 (v/v)
:1.0 mL/min.
:50 kg/cm2
:UV 254 nm
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Column
Colum temperature
Eluent
Flow Rate
Detection:Wakopak® Wakosil®-Ⅱ5C18 RS 4.6 mm x 150 mm
:30℃
:CH3OH/20 mM K2HPO4 (pH7.6)=40/60 (v/v)
:1.0 mL/min.
:UV 254 nm
金属配位性化合物試験法例
金属配位性化合物は、充てん剤表面の金属の影響により、吸着テーリングが生じることが知られています。金属配位性化合物であるヒノキチオール等を用いて、含有金属の影響を検査しています。
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Column
Colum temperature
Eluent
Flow Rate
Detection:Wakopak® Wakosil®-Ⅱ5C18 HG 4.6 mm x 150 mm
:30℃
:CH3CN/20 mM K2HPO4 (pH7.6)=40/60 (v/v)
:1.0 mL/min.
:UV 254 nm
ロット間差 (保持係数・分離係数) 試験法例
カラムの充てん状態はウラシル・ベンゼン・ナフタレンの検査により管理しています。充てん剤ロット間差、カラム間差の少ない安定したカラムの供給を行っています。
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Column
Eluent
Flow Rate
Sample:Wakopak® Wakosil®-Ⅱ5C18 HG 4.6 mm x 150 mm
:CH3CN/H2O=60/40 (v/v)
:1.0 mL/min.
:Uracil, Benzene, Naphthalene
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Column
Eluent
Flow Rate
Sample:Wakopak® Wakosil-Ⅱ® 5C18 HG 4.6 mm x 150 mm
:CH3CN/H2O=60/40 (v/v)
:1.0 mL/min.
:Uracil, Benzene, Naphthalene
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- 掲載されている製品について
- 【試薬】
- 試験・研究の目的のみに使用されるものであり、「医薬品」、「食品」、「家庭用品」などとしては使用できません。
- 試験研究用以外にご使用された場合、いかなる保証も致しかねます。試験研究用以外の用途や原料にご使用希望の場合、弊社営業部門にお問合せください。
- 【医薬品原料】
- 製造専用医薬品及び医薬品添加物などを医薬品等の製造原料として製造業者向けに販売しています。製造専用医薬品(製品名に製造専用の表示があるもの)のご購入には、確認書が必要です。
- 表示している希望納入価格は「本体価格のみ」で消費税等は含まれておりません。
- 表示している希望納入価格は本記事掲載時点の価格です。
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