SunShell シリーズ
クロマニックテクノロジーズ社SunShellシリーズは、コアシェル型充てん剤を充てんしたHPLC用カラムです。コアシェルは無孔性の核の表面に多孔質層が存在する粒子です。
核の存在するコアシェル型構造にすることで、これまでの全多孔性粒子に比べて大幅な性能アップを果たしました。
コアシェル型HPLCカラム SunShell
SunShellカラムは、コアシェルシリカと専用に改良したエンドキャッピング法を用いることにより、効率的なシラノール基の不活性化の達成と同時に、高い耐久性を有します。
コアシェル粒子を使用する事で圧力あたりの理論段数が高くなり、耐圧が高くない既存のHPLCシステムでも容易に高分離が達成できます。
2.0 μm、2.6 μm、3.4 μm、5.0 μmの粒子径と豊富な固定相をラインアップしており、お客様のニーズ・メソッドに合わせて最適なカラムをご選択いただけます。
例えば全多孔性シリカC18, 5 µm 250mm x 4.6 mmカラムを用いた分析は、SunShell C18の100mm x 4.6 mmのカラムに交換するだけで、分析条件を変更することなく、同じ分離のまま分析時間を短縮する事ができます。
SunShellの特長
- コアシェル粒子を使用し、高い理論段数を実現
- 低圧かつ高理論段数、HPLCでもUHPLCでも使用可能
- 優れたエンドキャッピングによるシャープなピーク形状
- 幅広いラインアップであらゆるニーズに対応
特長１ コアシェル粒子を使用し、高い理論段数を実現
コアシェル粒子の利点
非常に粒子の揃った核を元に多孔質層を形成しており、コアシェル粒子の構造自体にも多くの利点があるため、これまでの粒子とは一線を画す性能を示します。
クロマトグラムは他社コアシェルタイプのC18(A社、B社)とその他を比較したものです。同じ装置・同じ条件での比較ですが、SunShell C18は他社カラムより高い理論段数を示しています。
| Column size | ：100 mm x 2.1 mm |
| Mobile phase | ：CH3CN/H2O=60/40 |
| Flow rate | ：40 ℃ |
| Sample | ：1)Uracil 2)Ethylbenzoate 3)Acenaphthene 4)Butylbenzene |
| column | N (peakNo.3) | Asym (peakNo.3) | press (MPa) |
|---|---|---|---|
| SunShell(コアシェル2 μｍ) | 29,721 | 1.04 | 48.5 |
| A社(コアシェル 2 μｍ) | 25,533 | 1.19 | 53.5 |
| B社(コアシェル1.7 μｍ) | 24,700 | 0.97 | 53.8 |
| C社(コアシェル1.7 μｍ) | 14,511 | 1.01 | 54.1 |
| D社(全多孔性2 μｍ) | 26,592 | 1.05 | 43.9 |
特長2 低圧かつ高理論段数、HPLCでもUHPLCでも使用可能
これによりカラム温度が低い場合のグラジエント溶離や、短時間のグラジエント溶離(ハイスループット分析)ではシャープなピークが得られます。
特長3 優れたエンドキャッピングによるシャープなピーク形状
アミトリプチリンの分析
塩基性化合物(アミトリプチリン)のテーリングはメタノール/緩衝液移動相よりもアセトニトリル/緩衝液移動相で起こりやすくなっています。
アセトニトリルと10 mM酢酸アンモニウム水溶液を移動相に用いて、他社コアシェルC18、全多孔性C18との比較を行いました。
SunShell C18 はテーリングの起こりやすい条件においてもシャープなピークをご提供いたします。
特長4 幅広いラインアップであらゆるニーズに対応
逆相固定相
| C18 C18-WP |
 |
SunShell C18はファーストチョイスにふさわしく、汎用性の高いカラムです。 C18-WPはペプチド・タンパク質用カラムとして最適です。 |
| RP-AQUA C30 |
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一般的な逆相クロマトグラフィー条件だけでなく、水系移動相のみでも使用できる親水性化合物の分析に有用な逆相カラムです。 C30固定相は構造異性体を分離に多く使用されています。 |
| C8 C8-30 C8-30HT |
 |
C8カラムは、C18では保持が大きすぎる化合物の分析に適したカラムです。 C8-30はペプチド・タンパク質用カラムとして最適です。 C8-30HTは拡散係数の低い高分子のためにコアシェル粒子の多孔質層を薄くしました。 |
| C4-30 C4-100 |
 |
SunShellシリーズの中のペプチド・タンパク質分析用カラムです。 16 nmの細孔径はペプチド等の分離に適しており、30 nm～100 nmの細孔径はタンパク質等の巨大分子に最適です。 |
| Phenyl |  |
芳香環を持つ化合物の分離に適したカラムです。Phenyl基と芳香環とのπ-π相互作用によりC18とは異なった選択性を示します。 そのため、C18では分離できなかった化合物を分離することができるようになります。 |
| PFP |  |
高い立体選択制を有した逆相カラムです。疎水性相互作用のほかに、水素結合性配位子相互作用、静電的相互作用およびπ-π相互作用が化合物の分離に作用します。C18カラムと比べ、異性体分析や親水性の化合物分析に向いている固定相です。 |
| HFC18-16 HFC18-30 |
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SunShell C4シリーズと同様にペプチド・タンパク質分析用カラムです。 HFC18(Hexa-Functional C18)は6個の官能基を持ち、6本の足でシリカゲルに結合する形になります。6ヶ所のシロキサン結合により耐酸性を高めました。 |
| 2EP |  |
2.6 μmコアシェルカラムはサブ2 μmカラムと同等な段数でカラム圧を1/2以下にすることが可能です。SFCに用いた場合、カラムin/out間の圧力差が小さく、CO2流体の密度差も小さくなるため分離への悪影響が少なくなります。また、同じ圧力ではカラムを長くできるため2倍以上の段数で使用可能です。 |
HILIC固定相
| HILIC-Amino |  |
親水基をアミド結合させ両方の相乗効果により高い親水性の固定相となりHILICモードでの保持がより大きくなります。コアシェル粒子による高効率化(高理論段数)はカラムを短くすることにより高流速化が可能となります。平衡化に時間のかかるHILIC分離での高速化が可能です。 |
| HILIC-S |  |
コアシェル粒子の未修飾シリカ担体です。特にLC/MS分析用途に最適です。 |
カラムラインアップ
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品名 長さ(mm) 内径(mm) 1 2.1 3 4.6 C18 2.0 µm 50 ○ 100 ○ 150 ○ C18 2.6 µm 30 ○ ○ ○ 50 ○ ○ ○ ○ 75 ○ ○ ○ 100 ○ ○ ○ ○ 150 ○ ○ ○ ○ 250 ○ ○ C18 5 µm 150 ○ ○ 250 ○ ○ C8 2.6 µm 30 ○ ○ ○ 50 ○ ○ ○ 75 ○ ○ ○ 100 ○ ○ ○ 150 ○ ○ ○ PFP 2.6 µm 30 ○ ○ ○ 50 ○ ○ ○ 75 ○ ○ ○ 100 ○ ○ ○ 150 ○ ○ ○ C18-WP 2.6µm 30 ○ ○ ○ 50 ○ ○ ○ 75 ○ ○ ○ 100 ○ ○ ○ 150 ○ ○ ○ RP-AQUA 2.6 µm 30 ○ ○ ○ 50 ○ ○ ○ ○ 75 ○ ○ ○ 100 ○ ○ ○ ○ 150 ○ ○ ○ ○ Phenyl 2.6 µm 30 ○ ○ ○ 50 ○ ○ ○ 75 ○ ○ ○ 100 ○ ○ ○ 150 ○ ○ ○ -
品名 長さ(mm) 内径(mm) 1 2.1 3 4.6 C30 2.6 µm 30 ○ ○ 50 ○ ○ 75 ○ ○ 100 ○ ○ 150 ○ ○ 2-EP 2.6 µm 30 ○ ○ ○ 50 ○ ○ ○ 75 ○ ○ ○ 100 ○ ○ ○ 150 ○ ○ ○ HILIC-Amide 2.6 µm 30 ○ ○ ○ 50 ○ ○ ○ 75 ○ ○ ○ 100 ○ ○ ○ 150 ○ ○ ○ HILIC-S 2.6 µm 50 ○ 100 ○ 150 ○ HFC18-16 2.6 µm 50 ○ ○ ○ 100 ○ ○ ○ 150 ○ ○ ○ HFC18-30 2.6 µm 50 ○ ○ ○ 100 ○ ○ ○ 150 ○ ○ ○ C8-30 2.6 µm 50 ○ ○ ○ 100 ○ ○ ○ 150 ○ ○ ○ C8-30HT 3.4 µm 50 ○ 100 ○ 150 ○ C4-30 2.6 µm 50 ○ ○ ○ 100 ○ ○ ○ 150 ○ ○ ○ C4-100 2.6 µm 50 ○ 100 ○ 150 ○
製品一覧
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C18シリーズ
C8シリーズ
PFPシリーズ
C18-WPシリーズ
RP-AQUAシリーズ
Phenylシリーズ
C30シリーズ
2-EPシリーズ
HILIC-Amideシリーズ
HFC18-16シリーズ/HFC18-30シリーズ
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