LC用シリンジ

• 最長の寿命を達成
• 耐溶媒性が飛躍的に改善
• より高温度での使用が可能
• デッドボリュームおよびキャリーオーバーの減少

ガラス表面の加工技術

革新的な技術の向上によりシリンジ内側ガラス面の滑らかさが飛躍的に向上しました。この滑らかさがプランジャーによる摩耗を低減し寿命を大きく改善しました。

下の写真はSGE社ダイヤモンドテクノロジーシリンジ(A)と他社製品(B)の内表面の状態を20倍拡大で比較したものです。この滑らかさで他社シリンジと比較し最大10倍程の寿命改善もみられます。

マニュアル用ダイヤモンドテクノロジーシリンジには黒色目盛線の裏側に明るい白色を用いて視認性を最大に改善しました。

オートサンプラー用、機器専用シリンジには左表のように容量ごとに異なる配色を施すことで各シリンジの容量を簡単に見分けられるようにしました。

容量別カラーリング

ダイヤモンドテクノロジーシリンジは精度という概念を新たなものにします。キャリーオーバーの原因となる液体が内部にトラップされてしまうエリアを無くしました。キャリーオーバーとデッドボリュームは以下に記載の技術によって大幅に低減されました。

PTFE製プランジャーチップの設計

PTFE製プランジャー チップを使用ているシリンジは溶液がトラップされてしまうエリアを無くすことで、デッドボリュームを無くしキャリーオーバーおよびクロス・コンタミネーションを抑制しました。

プランジャーチップがゼロ位置に正確に、インサートと隙間なく密着して吐出する事でキャリーオーバーを大幅に改善しました。

固定針取り付けの設計

固定針型シリンジの針の取り付け方法を右図のように段階的に変更します。(一部オートサンプラーシリンジを除く100 µL ～ 500 µLシリンジは変更済みです。今後5 µL ～ 50 µLシリンジを段階的に変更予定)。

PTFEシ ールで接着剤と溶液を隔離することによってデッドボリュームの可能性を低減でき、キャリーオーバーと接着剤からのコンタミネーションを大幅に改善し、さらに針の固定をより強固にしました。

LCチップ

針先が90°カットと研磨がされており、レオダインなどのHPLC注入口に適しています。
LCチップは バルブローター 、ステ ーターを傷めない設計になっています。またこの形状の針先は液体のピペッ ティング操作にも適しています。
LCチップはPT-3形状とも呼ばれています。

• 固定針

  安価で汎用的です。コネクション部分が少ないのが特徴です。

  

• 固定針

  針だけの交換が出来るため汚れの多いサンプルや塩などが析出しやすい場合のサンプリングに適しています。
  また用途によって形状(針外径/長さ、針先形状)の異なる針に変更しての使用も可能です。

  

• プランジャープロテクション

  5 µL および 10 µL の標準型マニュアルシリンジは、プランジャープロテクション仕様となっています。
  プランジャープロテクションはバックフランジに保護ガイドが付いており、注入時の折れ曲がりを防ぎます。

  

• PTFEチッププランジャー

  PTFEチップで気密性を上げています。
  ガス体、液体の両方での使用が可能です。プランジャーの交換が可能です。

  

• ガイドプランジャーシリンジ

  バレル内のプランジャー径が太く、プランジャーの折れ曲がりを防ぎます。

  

• SuperfleX™フレキシブルプランジャー

  チタン・ニッケル合金プランジャーは優れた柔軟性を持っています。

  

*掲載製品以外にも多くの種類の針先・プランジャータイプを取り揃えています。お問い合わせください。