リシルエンドペプチダーゼ®

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リシルエンドペプチダーゼは、リシンのカルボキシル基側のペプチド結合を極めて特異的に切断するセリンプロテアーゼです。TLCK、PMSF及びDFPで阻害され、TACKでは阻害されません。 優れた特異性を利用して、タンパク質の一次構造解析のためのペプチド鎖の断片化や、ペプチドマッピングなどに利用されています。

製品概要

  • 分子量:27,000(Gel filtration)、30,000(SDS-PAGE)
  • 至適pH:9.0~9.5(Amidase activity)
  • 等電点:6.9~7.0
  • 基質特異性
    ・加水分解性基質・・・Tos-Lys-OMe、Bz-Lys-NH2、Bz-Lys-pNA、Lys-pNA
    ・非加水分解性基質・・・Bz-Arg-NH2、Bz-Arg-pNA、Arg-pNA
  • 阻害剤:DFP、PMSF、TLCK

参考文献

  1. Masaki, T., Nakamura, K., Isono, M. and Soejima, M. : Agric. Biol. Chem., 42, 1443(1978).
  2. Morihara, K., Oka, T., Tsuzuki, H., Tochino, Y. and Kanaya, T. : Biochem. Biophys. Res. Commun., 92, 396(1980).
  3. Schwert, G. W. and Takenaka, Y. : Biochim. Biophys. Acta, 16, 570(1955).
  4. Tuppy, H., Wiesbauer, U. and Wintersberger, E. : HoppeSeyler’s Z. Physiol. Chem., 329, 278(1962).
  5. Masaki, T., Tanabe, M., Nakamura, K. and Soejima, M. : Biochim. Biophys. Acta, 660, 44(1981).
  6. Masaki, T., Fujihashi, T., Nakamura, K. and Soejima, M. : Biochim. Biophys. Acta, 660, 51(1981).

製品一覧

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