オートファジー研究に!
抗SQSTM1/A170/p62抗体
Sequestosome 1(SQSTM1)/A170(マウス)/p62(ヒト)/ZIP(ラット)は、ユビキチン結合タンパク質で、酸化ストレス依存的に発現しています。SQSTM1の異常は、骨代謝異常、肥満、2型糖尿病を発症します。SQSTM1は、オートファジー関連因子であるLC3と結合することが報告されており、ユビキチン/プロテオソーム系からオートファジー系のタンパク質分解へ誘導するタンパク質と考えられています。
本製品は、マウスSQSTM1(A170)のウサギ抗血清で、ウエスタンブロット、免疫組織染色、免疫蛍光染色に使用できます。
製品情報
- 形状:大腸菌タンパク質で吸収した2倍希釈抗血清(防腐剤として0.1 % NaN3含有)
- 抗原:マウスSQSTM1(A170)のアミノ酸配列254-333(N末端にT7タグ、C末端にHisタグを含む)組換え体
- 特異性:マウスおよびラットのSQSTM1(A170/ZIP)と反応。ヒトSQSTM1(p62)とはごく弱く反応する※
※ヒトSQSTM1との反応性はごく弱いため、ヒトサンプルでの使用はお勧めしません。 - 実用希釈倍率:ウエスタンブロット ・・・ 1:200
免疫組織染色 ・・・ 1:1,000
免疫蛍光染色 ・・・ 1:1,000
使用例
免疫組織染色
ラット小脳歯状核 | ラット大脳基底核 |
固定:4%パラホルムアルデヒド
包埋:パラフィン包埋
染色:アビジン-ビオチンペルオキシダーゼ法
一次抗体:本製品 1:1,000
二次抗体:ビオチン標識抗ウサギIgG
(データご提供:鳥取大学 中曽一裕先生)
ウエスタンブロット
サンプル:培養マウス血管平滑筋細胞ライセート 20 μg
抗体:本製品 1:200
(データご提供:筑波大学 石井哲郎先生)
参考文献
- Ishii, T., Yanagawa, T., Kawane, T., Yuki, K., Seita, J., Yoshida, H. and Bannai, S. : Biochem. Biophys. Res. Commun., 226, 456(1996).
- Ishii, T., Itoh, K., Takahashi, S., Sato, H., Yanagawa, T., Katoh, Y., Bannai, S. and Yamamoto, M. : J. Biol. Chem., 275, 16023(2000).
- Komatsu, M., Waguri, S., Koike, M., Sou, Y.S., Ueno, T., Hara, T., Mizushima, N., Iwata, J., Ezaki, J., Murata, S., Hamazaki, J., Nishito, Y., Iemura, S., Natsume, T., Yanagawa, T., Uwayama, J., Warabi, E., Yoshida, H., Ishii, T., Kobayashi, A., Yamamoto, M., Yue, Z., Uchiyama, Y., Kominami, E. and Tanaka, K. : Cell, 131, 1149(2007).
- Nakaso, K., Kitayama, M., Ishii, T., Bannai, S., Yanagawa, T., Kimura, K., Nakashima, K., Ohama, E. and Yamada, K. : Brain Res. Mol. Brain Res., 69, 155(1999).
製品一覧
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