LDH-細胞毒性テストワコー

本製品は、培養細胞を用いて各種薬剤の毒性を簡便に測定するためのキットです。各種薬剤により細胞膜に障害を受けた死細胞から遊離したLDH(乳酸脱水素酵素)を直接測定するため、高感度測定が可能です。

特長

  • 付着細胞・浮遊細胞ともに使用可能
  • 酵素測定法のため、細胞毒性を定量的に精度よく測定可能
  • 検体処理時間や発色反応時間を変えることにより感度調節が可能
  • 吸光マイクロプレートリーダーを用いて多数の検体を測定可能
  • 測定波長:吸光560nm

キット構成

  • 発色試薬 ニトロブルーテトラゾリウム, ジアホラーゼ, NAD(3.7 mg/vial):5 mL用 x 10 本
  • 緩衝液DL-乳酸リチウム(50 mg/mL):55 mL x 1本
  • 反応停止液 塩酸(1mol/L):55 mL x 1本
  • 96穴マイクロプレート:10 枚(未滅菌)

測定原理

  1. LDHの作用により乳酸がピルビン酸に酸化されると同時に、補酵素NADはNADHに還元される。
  2. サンプル中のLDH活性に比例して生成されるNADHは、ジアホラーゼの酵素作用でニトロブルーテトラゾリウムを還元して、青紫色のジホルマザンを生成する。
  3. この呈色液の560 nm(±10 nm)の吸光度を測定する。

MTT法との比較

LDH法 MTT法
測定対象 死細胞(&⽣細胞) ⽣細胞
測定時間(検体処理後) 1 時間以内 4〜5 時間
微量毒性の測定
微量死細胞測定時の誤差
結果の客観性

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