より簡便にL-グルタミン酸を測定できるようになりました!
L-グルタミン酸測定キット「ヤマサ」NEO
本製品は、L-グルタミン酸に特異的に作用する酵素『L-グルタミン酸オキシダーゼ(EC1.4.3.11)』を用いて、L-グルタミン酸を測定するキットです。従来品である「ヤマサ L-グルタミン酸測定キットⅡ※1」を、より使いやすく改良したものです。従来品と同等に、安心してご使用いただけます。
※1 : 「ヤマサ L-グルタミン酸測定キットⅡ」(メーカーコード : 80057)は2016年3月をもって製造販売を終了しました。
特長
- 測定に必要な試料はわずか0.01 mL
- 必要な試薬は溶液状態で添付されたReady To Use製品
- 吸光光度計以外特殊な機器は必要なく、反応は2ステップ、約40分で終了
キット構成
- R1酵素試薬液 ----------------------------------- 30 mL x 1バイアル
- R2酵素試薬液 ----------------------------------- 30 mL x バイアル
- L-グルタミン酸標準液 (250 mg/L) --------------- 0.5 mL x 1バイアル
従来品との比較
ここがポイント! | 比較項目 | L-グルタミン酸測定キット「ヤマサ」 NEO | ヤマサ L-グルタミン酸 測定キットⅡ |
---|---|---|---|
より微量の試料でL-グルタミン酸の測定が可能となりました | 必要試料量 | 0.01 mL | 0.06 mL |
測定範囲が広がりました | 測定範囲 | 10~1,500 mg/L | 10~500 mg/L |
すぐに測定可能で、添付酵素試薬は使用期限※2まで使用できます | 構成試薬 | すべて溶液状態 | 酵素試薬は凍結乾燥品で使用直前に添付緩衝液で溶解 (溶解後安定性は冷蔵保存で約1ヶ月間) |
共存するアスコルビン酸の影響を受けません | アスコルビン酸共存試料 | 前処理必要なし (1,000 mg/Lまで影響なし) |
前処理必要 (100 mg/Lで測定値約30 %低下) |
測定可能検体数、測定値等には変更はありません | 検体数 | 66 | 66 |
測定方法
-
<濃度算出方法>
試料中のL-グルタミン酸の濃度は下記の計算式にて算出します。
L-グルタミン酸(mg/L)=(A-B-R)÷(S-R)×250×希釈倍率
従来品との比較
各種試料を、本製品 (NEO) で測定した結果を下記表に示します。同時にヤマサ L-グルタミン酸測定キットⅡ (従来品) で測定したところ、NEOでの測定値は従来品に対して94~106 %を示し、大きな相違は見られませんでした。
試料 | L-グルタミン酸濃度 (mg/L)※3 | NEO/従来品 | |
---|---|---|---|
NEO | 従来品 | ||
Grace培地 (10%FBS) | 700 | 747 | 94 % |
トマト汁 | 2032 | 2072 | 98 % |
醤油 | 10701 | 10850 | 99 % |
市販だし溶解液 | 22327 | 22673 | 98 % |
ソーセージ液 | 200 | 189 | 106 % |
※2:有効期間は製造日より12ヶ月、使用期限は製品外箱ラベル上に記載しております。
※3:ヤマサ醤油(株)での検討結果であり、一般的なL-グルタミン酸濃度を示すものではありません。
製品一覧
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- 【試薬】
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- 試験研究用以外にご使用された場合、いかなる保証も致しかねます。試験研究用以外の用途や原料にご使用希望の場合、弊社営業部門にお問合せください。
- 【医薬品原料】
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