アフラトキシンスクリーニング用 イムノクロマト

AgraStrip™ Afla

アフラトキシン類のスクリーニングに適した競合イムノクロマト法による簡易検査キットです。 境界値4、10、20ppbの3種類のキットをラインアップしています。2016年3月7日に告示された第17改正日本薬局方の参考情報に「生薬および生薬製剤中のアフラトキシン試験法」が掲載されました。機器を用いずに簡易に目視でアフラトキシンの測定が可能です。

特長

  • 機器を用いず、目視でアフラトキシンの判定可能
  • 陰性の場合 (境界値以下) : コントロールラインとテストラインの2 本のラインを形成
    陽性の場合 (境界値以上) : コントロールラインのみ1 本のラインを形成
  • 前処理用カラムで精製することにより色素などの夾雑物の多い試料 (生薬および生薬製剤など) にも適応可能

原理

検出原理

測定手順

溶液類の準備

  1. 70% (v/v) メタノールを準備します。

サンプルの前処理/抽出

  1. 検査対象試料から抜きとったサンプルをRomerSeriseⅡmill等で粉砕し、20メッシュスクリーンを75%以上が通るようにします。フィルターを通過したサンプルを完全に混ぜます。
  2. 粉砕したサンプルから10 gを量りとり、しっかり閉まるきれいな広口瓶にいれます。
  3. 20 mLの70% (v/v) メタノールを加え、広口びんを閉めます。
    <注意> サンプルと抽出液はそれぞれ1:2 (w:v) の比率で抽出します。
  4. 1分間激しく振ります。
  5. サンプルを静置し、Whatman#1のフィルターで抽出の上澄みをろ過します。ろ過液を集めます。
    <参考> USDA/GIPSAの方法では50 gの試料を100 mLの70% (v/v) メタノールで1分間浸とうして抽出します。

検査

<注意>すべての試薬とキット類は使用前に室温18~30℃に戻しておいてください。

  1. 必要な数のストリップをマイクロウェルストリップホルダーにおきます。使用しないマイクロウェルは乾燥剤といっしょにホイルの袋に戻し、テープで袋を再度封しておいてください。
  2. シングルチャンネルピペットを用いて、青いキャップに入った希釈液を50 μLずつウェルに分注します。5回吸排出を繰り返して、マイクロウェルにコートされた抗体金コンプレックスを溶解します。
  3. シングルチャンネルピペットを用いて、 抗体金コンプレックス液50 μLが入ったウェルに各サンプル抽出液を50 μLずつ加え、吸排出の操作を3回繰り返し混合します。
  4. 試験紙を1枚ずつ混合液の入ったマイクロウェルに差し込みます。
  5. 5分間置いて、試験紙に混合液を吸収させます。
  6. ライン形成を観察します。

 

アプリケーション

製品一覧

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