第62回日本卵子学会学術集会 京野アートクリニック仙台の一般演題発表資料「Sibling oocyte studyによる低乳酸濃度培養液の検討」
第62回日本卵子学会学術集会 京野アートクリニック仙台の一般演題「Sibling oocyte studyによる低乳酸濃度培養液の検討」
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第62回日本卵子学会 一般演題にて、京野アートクリニック仙台 服部先生に他社胚培養液と当社の「Continuous Single Culture Complete Medium-NX (CSCM-NX)」との比較検討について発表いただきました。
1.目的
低乳酸濃度培養液CSCM-NXの有用性を検討する。
2.結果
38歳以上では低乳酸濃度培養液(CSCM-NX)で良好胚盤胞率が上昇した。D3良好胚率についてはA社が高かった。妊娠率、流産率、染色体異数性への影響は認められないが、症例数を追加して検討が必要。
3.考察
ピルビン酸依存的な初期胚では、乳酸も酸化変換されるため、培養液には最低限の乳酸添加が必要である。一方で解糖系主体の代謝ではグルコースが乳酸へ変換されるため、細胞内外の乳酸蓄積は胚の代謝ストレスとなる。また高齢症例の胚では、乳酸蓄積による代謝ストレスの影響を受けやすく、後期胚発生に負の影響を与える。よって症例に合わせた適切な培養液選択が必要である。
38歳以上 年齢ごとの培養成績
38歳以上においてCSCM-NXで良好胚盤胞率が上昇する
臨床成績
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