第62回日本卵子学会学術集会 さっぽろARTクリニックの発表資料「低乳酸濃度培養液を用いた検討」 資料ダウンロード申込フォーム
第62回日本卵子学会学術集会 さっぽろARTクリニックの発表資料「低乳酸濃度培養液を用いた検討」
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第62回日本卵子学会学術集会 一般演題にて、さっぽろARTクリニック 青木先生に当社の「Continuous Single Culture Complete Medium(CSCM)」と低乳酸培地「CSCM-NX」の比較検討について発表いただきました。
1.目的
体外培養における低乳酸濃度培養液の有用性を調べる。
2.結果
胚盤胞形成率がCSCM-NX群において有意に高く、流産率がCSCM-NX群において低くなる傾向があった。
3.結論
低乳酸濃度培養液は体外培養において有用である可能性が示された。
これは初期培養においては、培養液の乳酸濃度を低くすることで、ピルビン酸の取り込み量の増加、エネルギー産生効率の向上、エネルギー代謝ストレスの軽減が見込まれ、結果的に胚盤胞形成が促進されたと考えられる。
また後期培養においては、LDHの活性が維持されたことで、解糖系が阻害されなくなり、初期胚と同様に代謝ストレスが軽減され、胚盤胞移植での流産率が低くなった可能性がある。
臨床妊娠率と流産率については、今後さらに症例数を増やして検討を続けていく。
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