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【テクニカルレポート】ヒト腎細胞3D-RPTEC®の開発と創薬研究での有用性
本記事は、和光純薬時報 Vol.92 No.4(2024年10月号)において、日機装株式会社 インダストリアル事業本部 精密機器技術センター 高橋 越史様、森村 馨様に執筆いただいたものです。
従来使用されていたヒトの腎臓細胞としては株化細胞の「HK-2細胞」、初代細胞の「ヒト初代近位尿細管上皮細胞(RPTEC)」がありました。これらの細胞は薬物トランスポーターの発現量が低く、培養日数によって腎臓関連の機能を失っていくことがわかっています。そのため、近年ではヒトiPS細胞由来腎オルガノイドや新鮮腎モデルを用いた研究が精力的にされています。
【テクニカルレポート】ビフィズス菌とヒトiPS由来小腸様上皮細胞の相互作用による代謝産物の網羅的解析
本記事は、和光純薬時報 Vol.92 No.3(2024年7月号)において、森永乳業株式会社 基礎研究所腸内フローラ研究室 宣 旭様に執筆いただいたものです。
Bifidobacterium属細菌(以下ビフィズス菌)は腸内細菌叢を構成する主要な菌種であると同時に、プロバイオティクスとしても広く商業利用されている。ビフィズス菌は主に糖を代謝して乳酸や酢酸を産生するが、これら代謝産物は腸管バリア機能の増強や有害な病原性細菌の排除、免疫賦活作用など私たちの健康維持に重要な役割を果たす。
【連載】〈幹細胞由来EV~治療、診断、化粧品への展開~〉第5回 細胞外小胞の治療・診断マーカーを開発する上での正確性の重要性
本記事は、和光純薬時報 Vol.92 No.2(2024年4月号)において、新潟大学大学院 医歯学総合研究科 消化器内科学分野 土屋 淳紀様に執筆いただいたものです。
近年、ヒトばかりでなく、植物、果実、細菌、酵母などあらゆる細胞が放出する細胞外小胞(extracellular vesicles)が、我々の生命活動の情報伝達手段の一つとして、重要であることが明らかになり疾病の診断から治療への応用まで幅広く研究が進められている。特に、細胞外小胞の中でも粒径100 nm前後のものを特に小細胞外小胞 (small extracellular vesicles;以下sE...
【テクニカルレポート】ヒトiPSC由来腸管上皮細胞F-hiSIEC™(エフ・ハイシーク)を用いた腸内細菌共培養
本記事は、和光純薬時報 Vol.92 No.1(2024年1月号)において、富士フイルム株式会社 バイオサイエンス&エンジニアリング研究所 山﨑 奈穂様、望月 清一様に執筆いただいたものです。
ヒトiPSC由来腸管上皮細胞 F-hiSIEC™(エフ・ハイシーク)は、FUJIFILMが保有するiPS細胞関連の技術と名古屋市立大学の松永教授が持つ分化誘導技術を組み合わせて作製した細胞です。
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