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0.8% オレンジG溶液 0.8% Orange G Solution

病理研究用
for Pathology Research
製造元 :
富士フイルム和光純薬(株)
保存条件 :
冷蔵 (室温輸送)
  • 構造式
  • ラベル
  • 荷姿
SDS
比較
製品コード
容量
価格
在庫
販売元
159-02245
JAN
4987481388451
500mL
希望納入価格
9,400 円

13

ドキュメント

SDS
製品規格書
スペクトルデータ
検査成績書
校正証明書

マッソントリクローム染色

マッソントリクローム染色は、膠原線維の染め分けを目的とした染色法で、鉄ヘマトキシリンで核を黒く、ポンソーSX、酸フクシン、アゾフロキシンで細胞質を赤く、アニリンブルーで膠原線維を青く染め分けるため、トリクローム(3色染色)と呼ばれています。

マッソントリクローム染色 実験手順
染色結果
  • 核 : 紫黒色~紫赤色
  • 膠原線維、糸球体基底膜、細網線維 : 鮮青色
  • 粘液 : 青色
  • 線維素 : 赤~赤橙色
  • 好塩基球 : 青色
  • 好酸球 : 赤色
  • 細胞質 : 淡赤色~紫赤色
  • 赤血球 : 橙黄色~橙赤色

*1:長時間いれるとアニリン青の染まりがやや悪くなる。臓器、切片の厚さにより変化するので時間を調整する。
*2:長めに染めて0.5~1%の塩酸アルコールで分別する方がよい。できれば1液、2液とも使用時作製がよい。
  2倍カラッチのヘマトキシリンで代用してもよいが、鉄ヘマトキシリンより染色に時間を要する。
*3:第1媒染が効果的であるほど鉄ヘマトキシリンが赤色調となる。黒色を保つため第2媒染を用いているが、長すぎるとアニリン青の染色性が悪くなりやすい。1分を超えないこと。
*4:ここのオレンジGを省略し、アニリン青をアザン染色のアニリン青・オレンジG混合液に代えても、ほぼ同様の染色性を示す。
  この場合は原液を使用する方がよい。(0.8% オレンジG溶液でも問題ない。)
*5:アニリン青は臓器、症例、切片の厚さにより染色時間が異なるため、鏡検しながら調節する。染まりが不十分であれば、再度アニリン青へ入れる。
*6:1% 酢酸水は長く入れるとアニリン青が落ちる。2槽用意し、1つ目で洗い2つ目で止める。青と赤のバランスがよいのがポイントである。
*7:1枚ずつ丁寧に分別する。手順はアザン染色参照のこと。イソプロピルアルコールがよい。過染ぎみの場合は、ややアニリン青が落ちやすい純エタノールを用いる。

概要・使用例

概要 結合組織染色法の一つであるマッソントリクローム染色に使用する染色液で細胞質染色に関与する。マッソントリクローム染色とは結合組織(膠原線維、弾性線維、細網線維)のうち膠原線維を選択的に染色する方法で、鉄ヘマトキシリン液で核を黒く、マッソン液で細胞質を赤く、アニリンブルー液で膠原線維を青く染めることから三色染色(トリクローム染色)と言われる。アザン染色に比べ短時間で染色できるため実用的である。
用途 顕微鏡標本の染色用。
使用方法 [染色方法]
(1)脱パラフィン後水洗
(2)媒染剤(40分)
(3)流水水洗(5分)
(4)ワイゲルト鉄ヘマトキシリン液(5分)
(5)水洗
(6)1%塩酸アルコールで分別
(7)色出し(5分)
(8)0.8%オレンジG溶液(10分)
(9)1%酢酸水1,2
(10)マッソン液(20分)
(11)1%酢酸水1,2
(12)2.5%リンタングステン酸液(5分)
(13)1%酢酸水1,2
(14)アニリンブルー液(5~15分)
(15)1%酢酸水1,2,3
(16)水洗、脱水、透徹、封入

物性情報

溶解性 水に極めて溶けやすい。「溶解性情報」は、最適溶媒が記載されていない場合がございます。
pH情報 ほぼ中性
組成 (基本組成)
オレンジG:4.0g
蒸留水:500ml
酢酸:適宜

「物性情報」は参考情報でございます。規格値を除き、この製品の性能を保証するものではございません。
本製品の品質及び性能については、本品の製品規格書をご確認ください。
なお目的のご研究に対しましては、予備検討を行う事をお勧めします。

製造元情報

別名一覧

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