カートに追加しました

比較表に追加しました

JC-1 ミトコンドリア膜電位検出キット JC-1 MitoMP Detection Kit

製造元 :
(株)同仁化学研究所
保存条件 :
冷蔵 (氷冷輸送)
  • 構造式
  • ラベル
  • 荷姿
比較
製品コード
容量
価格
在庫
販売元
349-09401
製造元
MT09
JAN
4987481639966
1セット
希望納入価格
27,300 円

13

ドキュメント

スペクトルデータ
検査成績書
校正証明書

キットコンポーネント

1セット

JC-1 Dye 100 nmol x 1
Imaging Buffer(10x) 6 mL x 1

概要

本製品は、従来よりミトコンドリア膜電位検出に使用されている JC-1 色素と解析用のバッファーが含まれています。初めての方も使いやすいよう、難溶性色素の溶解プロトコルをはじめ、様々なアプリケーションをご用意しています。

なぜミトコンドリア膜電位が見られているか

JC-1の検出原理

ミトコンドリアは、ATP 等のエネルギー産生の場であり、その活性の変化や機能障害ががんや老化、神経変性疾患などと密接に関連しています。
そのため、ミトコンドリアの状態を理解することが重要であり、その指標としてエネルギー産生に伴い生じる膜電位差が評価されています。
ミトコンドリアが正常で膜電位差が保たれた状態では、JC-1 が凝集し赤色の蛍光を発し、膜電位が低下すると、JC-1 が単量体として存在し緑色の蛍光を発します。
この赤色と緑色の蛍光強度の変化をミトコンドリアの状態として評価することができます。

初心者でも使いやすい理由

  • ・従来の課題を解決

    難溶性のJC-1 色素を容易に溶解することが
    できます。
    従来の課題を解決
  • ・様々な装置に対応

    検出装置毎に実験例を準備しています。

    様々な装置に対応
  • ・解析時のバッファーを同梱

    細胞の状態をより長く維持するため、
    HEPES 含有のバッファーを同梱しています。
    解析時のバッファーを同梱

脱分極による評価例

HeLa 細胞を脱分極剤である carbonylcyanide-p-trifluoromethoxyphenylhydrazone(FCCP)にて処理し、本キットで膜電位の変化を評価しました。
結果、未処理の細胞では、ミトコンドリア全体が赤く染まり、FCCP で処理した細胞は赤色蛍光の減少が確認されました。

未処理の細胞では、ミトコンドリア全体が赤く染まり、FCCP で処理した細胞は赤色蛍光の減少が確認されました
実験条件
・JC-1 濃度 : 2 µmol/L in MEM
・染色時間 :30 min
・FCCP 濃度 :100 µmol/L
・FCCP 処理時間 :1 h

検出条件
・Green:Ex 488 nm / Em 500-550 nm
・Red :Ex 561 nm / Em 560-610 nm
・スケールバー:20 µm

操作の流れ

染色試薬を培養細胞へ添加するだけの簡単な操作で染色できます。
また、細胞の状態をより長く維持しながら解析できる HEPES 含有バッファーを本キットに同梱しています。

操作手順
詳細はメーカーサイトをご覧ください。

概要・使用例

概要 ミトコンドリアの状態を色の変化でみる
<ミトコンドリア膜電位検出キット>
本キットは、ミトコンドリア膜電位を簡便に測定できるキットです。
従来、JC-1は染色溶液調製の際、溶けづらい等の課題がありますが、本キットは溶液調製方法によりそれを克服しております。さらに、本キットに含まれるImaging Bufferを用いることにより、蛍光バックグラウンドを抑えながら細胞にダメージを与えにくい状態で、細胞を観察することができます。

◎なぜミトコンドリア膜電位が見られているか?
ミトコンドリアは、ATP 等のエネルギー産生の場であり、その活性の変化や機能障害ががんや老化、神経変性疾患などと密接に関連しています。そのためミトコンドリアの状態を理解することが重要であり、その指標としてエネルギー産生に伴い生じる膜電位差が評価されています。
ミトコンドリアが正常で膜電位差が保たれた状態では、JC-1 が凝集し赤色の蛍光を発し、膜電位が低下すると、JC-1 が単量体として存在し緑色の蛍光を発します。この赤色と緑色の蛍光強度の変化をミトコンドリアの状態として評価することができます。
(WaKo Bio Window SEP. 2019 / No.161, p27)

物性情報

「物性情報」は参考情報でございます。規格値を除き、この製品の性能を保証するものではございません。
本製品の品質及び性能については、本品の製品規格書をご確認ください。
なお目的のご研究に対しましては、予備検討を行う事をお勧めします。

製造元情報

別名一覧

  • 掲載内容は本記事掲載時点の情報です。仕様変更などにより製品内容と実際のイメージが異なる場合があります。
  • 製品規格・包装規格の改訂が行われた場合、画像と実際の製品の仕様が異なる場合があります。
  • 掲載されている製品について
    【試薬】
    試験・研究の目的のみに使用されるものであり、「医薬品」、「食品」、「家庭用品」などとしては使用できません。
    試験研究用以外にご使用された場合、いかなる保証も致しかねます。試験研究用以外の用途や原料にご使用希望の場合、弊社営業部門にお問合せください。
    【医薬品原料】
    製造専用医薬品及び医薬品添加物などを医薬品等の製造原料として製造業者向けに販売しています。製造専用医薬品(製品名に製造専用の表示があるもの)のご購入には、確認書が必要です。
  • 表示している希望納入価格は「本体価格のみ」で消費税等は含まれておりません。
  • 表示している希望納入価格は本記事掲載時点の価格です。