ブライターゼ-TH (組換えサーモライシン)
Brightase-TH (recombinant thermolysin)
- 製造元 :
- ニッピ
- 保存条件 :
- 冷凍 (ドライアイス輸送)
- 分子量 :
- 約3.5万Da
- 構造式
- ラベル
- 荷姿
ドキュメント
- スペクトルデータ
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- 検査成績書
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- 校正証明書
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アプリケーション
概要・使用例
概要 | ブライターゼ-TH は、Bacillus thermoproteolyticus rokko 由来の中性金属プロテアーゼであるサーモライシンを、ブレビバチルス発現系を用いて産生させた組換え酵素です (1),(2)。動物由来成分を含まず低いエンドトキシン濃度をその特徴とします。酵素化学的性質は従来のサーモライシンと同等です。高度に精製された組換え酵素であり、コラーゲン分解活性を持たないため、組織からの細胞分離や細胞分散等に用いる際は、組換えコラゲナーゼ ブライターゼ-C を共存させることが必要です。 【主な性質】 活性* : 0.8~1.2 MOCAc U/mg 至適 pH : 7.0~7.5 推奨使用温度 : 30~40 °C 阻害剤 : EDTA, phosphoramidon 内容量 : ≧4mg/vial エンドトキシ : 10 EU/mg以下 * pH7.5、30°Cにおいて、合成基質(MOCAc-PLGL(Dpa)AR)から1秒間あたり 1μモルのMOCAc-PLGを遊離する活性を 1 MOCAc U と定義 (3), (4)。 【保存溶液の調製】 ブライターゼ-TH の保存溶液は、バイアルに滅菌した純水 5ml を添加し、4°Cで 30 分間静かに撹拌して調製します。このとき、酵素濃度は 0.94 mg/ml、緩衝液成分の濃度は 50mM HEPES, 2M NaCl and 5mM CaCl2 (pH 7.5) となります。溶液は-20°C以下で凍結保存できます。同条件で 6 ヶ月間は安定です。 Ref. (1) O’Donohue, MJ. et al., Biochemical Journal, 300, 599-603 (1994) (2) Mizukami, M. et al., Current Pharmaceutical Biotechnology, 11, 251-258 (2010) (3) Muta, Y. and Inouye, K., Journal of Biochemistry, 132, 945-951 (2002) (4) Oneda, H. et al., Biosci. Biotechnol. Biochem., 68, 1811-1813 (2004) |
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物性情報
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本製品の品質及び性能については、本品の製品規格書をご確認ください。
なお目的のご研究に対しましては、予備検討を行う事をお勧めします。
製造元情報
別名一覧
- サーモライシン
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