ハイコンテント解析ソフトウェア CellPathfinder™

横河電機株式会社
CellPathfinder™
  • シンプルな操作と豊富なプリセット解析メニューでビギナーも安心
  • 多サンプルの閲覧に特化したインターフェースで複数画像の比較も簡単、作業効率を向上
  • 横河独自の画像生成技術CE Bright Fieldを用いたラベルフリー解析で染色したくないサンプルも解析可能
  • Deep Learning機能はこれまでの解析では困難だった複雑な現象も簡単に検出
  • 多彩なグラフ作成機能、スナップショットや動画の作成も簡単、レポート作成時の煩わしさを軽減

概要

  • 直感的で使いやすいインターフェースで、大量の画像データを多角的に解析・グラフ表示にまで導いてくれます。また、Machine LearningとDeep Learning機能は解析対象の認識力を格段に向上、3D培養系やライブセルイメージング等、より複雑で難易度の高い解析にも対応、HCAの強力なツールとなります。

特長

シンプルなワークフロー

画像表示から解析、グラフ作成まで簡単な操作

1.画像データの表示

  • 00054_img01.jpg

    複数の画像が表示できるのでウェル間の画像比較が容易。

  • 00054_img09.gif

2. 解析メニューをロードして定量解析

  • わかりやすいデザインアイコンの解析メニュー
  • 目的のメニューをクリックしてロードするだけ

3. ゲーティング機能

  • 1次解析結果を見て、ゲーティングにより任意の細胞集団だけを抽出
  • 抽出した細胞集団のみをさらに解析することが可能

4. グラフ作成

  • 算出された数値データをさまざまな形でグラフ表示可能
  • グラフのプロットと画像はリンクしており、グラフをクリックすることで簡単に画像を確認

5. さらに…個々の細胞のプロファイルリストを作成

  • 興味のある細胞をクリックし、各細胞の画像及び数値データを集めたリストを作成することが可能

ベーシックな解析メニュー

画像のスティッチング

画像をスティッチングして、タイル画像を生成し解析することで、正確に定量化することができます。 スフェロイド、組織切片、神経突起など視野間をまたがる解析に最適です。

  • 8×4明視野画像
  • タイル画像

NEW! ダウンサンプリングに対応

空間分解能を落とすことで、高速な解析が可能となります。
また、これまで以上に巨大なタイル画像を扱うことが容易になりました。

手動による領域の指定

自動の画像処理では認識が難しい複雑なサンプルでも、手動によって解析領域を指定することができます。 組織切片などの指定した領域のみの解析を容易に行うことができます。

便利なグラフツール

棒グラフ、折れ線グラフ、円グラフ、スキャッタープロット、ヒートマップ、ヒストグラムが表示できます。更に、Z'-Factor、EC50/IC50の算出も可能です。

3D解析

スフェロイド等の3Dサンプルを立体的に解析、体積やZ方向における位置関係の解析が可能です。

スフェロイド内部の細胞を認識

多彩なオプションメニュー

Contrast-Enhanced Bright Field

YOKOGAWA独自の画像生成技術を用いて、複数のZスライス明視野画像から、画像解析に適した2タイプの画像を作成します。
明視野画像のDeep Learning機能を利用した解析の前処理として、強力な機能です。

Phase-type:位相差顕微鏡で撮像されるような画像で、細胞の輪郭まで精度高く認識したい、細胞のフェノタイプを解析したい場合などに有効
Fluor-type:蛍光画像のような画像で核の認識などに有効

Machine Learning

Machine Learning機能は見た目で評価していた実験もバイアス無く数値化できます。 更に、ソフトに学習させたい形状をクリックするだけで、形状の自動認識ができます。

Same Region over time

タイムラプスを通じて、同一の領域の輝度値などの特徴量を定量化することにより、心筋や神経活動の高速カルシウムオシレーションを波形で描画できます。

細胞: iCell Cardiomyocytes (富士フイルム和光純薬)
使用プレート:Elplasia (株式会社クラレ)

Object Tracking

個々の細胞を追跡し、ダイナミックな細胞の挙動をとらえることができます。 細胞分裂後の娘細胞も追跡可能で、細胞系譜の解析が可能です。

Classification(Gate)

細胞を類似の特徴を持つ細胞群に分類できます。 これにより、それぞれの細胞群の個数や存在比、特定の細胞群単位の特徴量の評価などを行うことができます。

ディープラーニングメニュー

Deep Area Finder

細胞認識

画像上で細胞や細胞内小器官を塗り分けるだけの 簡単な操作で、明視野画像でも高精度に認識できます。 従来の精度では満足できない、 これまで諦めていた解析も可能になります。

Deep Detection

細胞カウント

細胞を囲うだけの簡単な操作で解析プロトコルを作成し、 目的の細胞をカウントできます。 専門知識が不要で簡単に細胞のカウントが可能です。 蛍光画像だけでなく、セグメンテーションが難しい、 高密度な明視野画像でも検出可能です。

Deep Image Gate

細胞分類

定量化が難しいが、「何か違う」、 フェノタイプを直感的に分類できます。 分類したい細胞群を選ぶだけの簡単な操作で 有効特徴量の選択や閾値設定が不要です。

Deep Image Respons

EC50/IC50の算出
細胞認識のプロトコルが不要で、ネガティブ・ポジティブウェルの選択、 化合物濃度情報を入れるだけの簡単操作で 複雑なフェノタイプを網羅的に定量化できます。

専用ワークステーション

モデル Dell Precision
CPU Intel Xeon
メモリ 128GB
HDD システムドライブ (C:) 4TB
データドライブ (D:) 4TB
OS Microsoft Windows10 IoT Enterprise 64bit 日本語/英語
GPU Quadro P620 or NVIDIA T400
Quadro RTX50000 or NVIDIA RTX 4500
インターフェイス Mini DisplayPort×4 or Mini DisplayPort x3 (Mini DisplayPort to DisplayPortアダプタ付属)
DisplayPort x4
推奨ワークステーション
  • 1 PassMarkスコアはハードウェアパフォーマンスを評価するためのベンチマークの一つです。
  • 2 タイル画像をMachine Learningオプションを利用して解析する場合、128GBのメモリを推奨します。
  • 3 自動解析を行う場合は、この仕様を推奨していません。
  • 4 2022年10月1日現在の推奨バージョンになります。
ディスプレイ
ディスプレイスペック
モデル 解像度1920×1200、2台
  • CellVoyager CV1000には対応しておりません。
  • 本システムはワークステーションとソフトウェアで構成されています。

価格表

  • 掲載内容は本記事掲載時点の情報です。仕様変更などにより製品内容と実際のイメージが異なる場合があります。
  • 掲載されている製品について
    【試薬】
    試験・研究の目的のみに使用されるものであり、「医薬品」、「食品」、「家庭用品」などとしては使用できません。
    試験研究用以外にご使用された場合、いかなる保証も致しかねます。試験研究用以外の用途や原料にご使用希望の場合、弊社営業部門にお問合せください。
    【医薬品原料】
    製造専用医薬品及び医薬品添加物などを医薬品等の製造原料として製造業者向けに販売しています。製造専用医薬品(製品名に製造専用の表示があるもの)のご購入には、確認書が必要です。
  • 表示している希望納入価格は「本体価格のみ」で消費税等は含まれておりません。
  • 表示している希望納入価格は本記事掲載時点の価格です。