ナノ粒子の観察・計測 ナノ粒子解析システム NanoSight

NanoSight
ナノ粒子解析システム NanoSight
  • ナノ粒子1個1個の観察・計測
  • ブラウン運動の観察可能

概要

溶媒中のナノ粒子を可視化し解析、リアルタイムに粒子径、粒子数および濃度を測定します。溶媒中の粒子が様々な物質の混合物や粒子径のばらつく多分散系であるときでも、可視化技術によって得られたナノ粒子のブラウン運動観察ビデオを用いて各粒子径ごとの粒子数を測定します。

特長

  • ナノ粒子1個1個の粒子径と個数あるいは濃度を測定
  • 物性値 (屈折率) 不要で散乱光強度に影響されにくい
  • ナノ粒子のブラウン運動の観察が可能
  • 凝集体の有無や粒子形情報などを視覚的に判断可能

アプリケーション例

エクソソームとマイクロベシクル (Exosomes and Microvesicles)

細胞信号伝達機能を有するマイクロベシクルおよびナノベシクル (エクソソーム) はバイオマーカーとしての可能性にますます注目が集まっています。NanoSightは最小30 nmまでのこれら粒子の可視化と個数測定を可能とし、速く堅実な特性評価を導き出します。標準的なフローサイトメトリーの検出限界より1桁低いサイズを測定でき、さらに適切な蛍光標識によりスペシエーション分析が可能となります。

ウイルス研究とワクチン (Virology and Vaccines)

ウイルスやバクテリオファージ、それらの凝集体のサイズと個数を計測することは、ウイルス・ファージ治療法の開発と検証 (バリデーション) において重要です。NanoSightはわずか数分で全ウイルス数濃度を計測することを可能とし、従来法である感染力価測定に急速に取って変わっています。分散性または凝集性の定量的測定は、リアルタイム観察により正しさを確認できます。

タンパク質の凝集 (Protein Aggregation)

バイオ医薬品の製造 (細胞培養、精製、製剤、包装および保存など) における多くの作業工程において、タンパク質の凝集は発生します。凝集の状態および経時変化を測定することは、製品の安定性改善を可能とし、工程の最適化に大きく寄与します。NanoSightは30-1000 nmまでのタンパク質凝集体のサイズと粒子数を測定することができます。

測定例

100 nmと400 nmのポリスチレン粒子混合物の粒度分布測定結果 (ピーク値は108 nmと404 nm)

2種類の粒子径をはっきりと識別できます。粒子数濃度より、各粒子数も測定可能です。

ナノサイトは粒子の散乱光検出とともに散乱光の強度を測定します。100 nmと200 nmのポリスチレン粒子混合サンプルの測定時に、300 nm付近にも粒子の存在が確認されました。これは粒子の凝集によって生じた凝集体と考えられます。散乱光の強度の傾向が異なる様子も見られます。

仕様

品名 NANOSIGHT NS300

セットするだけですぐに測定可能
オールインワンモデル
粒子径測定範囲 30 nm~1000 nm
粒子数濃度 107個/mL以上
必要試料量 300 μL
光源波長 標準 642 nm (オプションで変更可405nm, 488nm, 532nm) (散乱光、蛍光励起共用)
特長
  • 温度調節機能
  • ピント合わせが容易
  • 蛍光フィルタ3枚搭載可能
  • 設置スペースが最小

※検出下限は試料による

※NANOSIGHT LM10は2020年12月末に販売終了となりました。 納入済み装置のメンテナンスは2025年12月まで対応いたします。

詳しくはこちら

  • 掲載内容は本記事掲載時点の情報です。仕様変更などにより製品内容と実際のイメージが異なる場合があります。
  • 掲載されている試薬は、試験・研究の目的のみに使用されるものであり、「医薬品」、「食品」、「家庭用品」などとしては使用できません。
  • 表示している希望納入価格は「本体価格のみ」で消費税等は含まれておりません。
  • 表示している希望納入価格は本記事掲載時点の価格です。