ウェスタン自動反応装置 イムノリアクター

富士フイルム和光純薬株式会社
イムノリアクター
  • 自動化
  • 再現性
  • 一次抗体回収

概要

イムノリアクターは、ブロッキング、洗浄、抗体反応を自動で行う自動化装置です。溶液交換、メンブレンの洗浄にかかる手間を削減できます。普段使用している試薬をそのまま使用でき、装置操作はプログラムの選択と振盪スピードの設定だけと非常に簡単です。手作業と同等の結果を得られ、再現性も高いです。

特長

自動化
転写後の約4時間 (ブロッキング、抗体反応、洗浄操作) を自動で行います。洗浄や反応溶液交換のために実験室に戻る必要はありません。
再現性
毎回反応時間や洗浄条件が統一されますので再現性にも優れています。
試薬
普段使用している試薬をそのまま使用できます。専用試薬は不要です。
一次抗体の回収も可能です。
簡単
装置操作は、プログラムの選択と振盪スピードの選択だけ
メンテナンス
流路の自動洗浄機能付きでメンテナンスも簡単です。
耐久性
国内生産で高耐久性を実現しています。

使用例

サンプル: HuH7 細胞破砕液上清
検出対象: vimentin
プログラム: No.1 (ブロッキング1時間、1次抗体反応1時間、2次抗体反応1時間)

手動操作と同等のシグナル

  • イムノリアクター
  • 手動操作

イムノリアクターと手動操作で反応時間等を合わせて実験した結果、感度、バックグラウンド共にほとんど同じ結果が得られました。

高い再現性

  • 1回目
  • 2回目
  • 3回目

3枚の同時作製メンブレンを異なる日にイムノリアクターを用いて、同じ設定条件で反応させた結果、ほとんど同じ結果でした。

プログラム

P1: ブロッキング60分 → 洗浄 → 1次抗体60分 → 1次抗体回収 → 洗浄 → 2次抗体60分 → 洗浄
P2: ブロッキング60分 → 洗浄 → 1次抗体120分 → 1次抗体回収 → 洗浄 → 2次抗体60分 → 洗浄
P3: ブロッキング60分 → 洗浄 → 1次抗体720分 → 1次抗体回収 → 洗浄
P4: ブロッキング60分 → 洗浄 → 1次抗体+2次抗体反応60分 → 洗浄
P5: 2次抗体60分 → 洗浄
AW: 自動洗浄モード (使用後に流路を自動洗浄できるモードです)
SW: 振とうモード (振とうのみを行います。振とう機として使用する際に利用します)

※P1~P5のプログラムはカスタマイズも可能 (有償サービス)

仕様

試薬使用量 ウォッシュバッファー 400 mL
ブロッキングバッファー 5~10 mL
1次抗体 5~10 mL
2次抗体 5~10 mL
プログラム 5種類
洗浄プログラム 有り
振とうのみプログラム 有り
振とうスピード変更 可能 (10段階)
1次抗体回収 可能
反応トレイサイズの変更 可能
本体サイズ ( W x D x H cm ) 20 x 15 x 13

※標準トレイでは10 mL、反応トレイを小さくすれば5 mLも可能

価格表

関連製品

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  • 掲載されている製品について
    【試薬】
    試験・研究の目的のみに使用されるものであり、「医薬品」、「食品」、「家庭用品」などとしては使用できません。
    試験研究用以外にご使用された場合、いかなる保証も致しかねます。試験研究用以外の用途や原料にご使用希望の場合、弊社営業部門にお問合せください。
    【医薬品原料】
    製造専用医薬品及び医薬品添加物などを医薬品等の製造原料として製造業者向けに販売しています。製造専用医薬品(製品名に製造専用の表示があるもの)のご購入には、確認書が必要です。
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