医薬品承認への各段階において必要となる下記の試験を承ります。医薬品GLPに従った試験の実施も可能です。
復帰突然変異試験(エームス試験)
(医薬品GLP、医療機器GLP、安衛法GLPおよび化学物質GLP可)
細菌を用いて、必須アミノ酸の合成に関与する遺伝子に起こる復帰突然変異を指標に変異原性を検出します。2種の菌株(TA100、TA98)を用いる簡易エームス試験と5種類の菌株(TA100、TA1535、T98、TA1537、WP2uvrA)を用いるエームス試験があります。
菌株 : ネズミチフス菌 TA100、TA1535、T98、TA1537
大腸菌 WP2uvrA
納品物・納期
基本納品物
報告書
納期(目安)
2~3週間
培養細胞を用いた染色体異常試験
(医薬品GLP可)
培養細胞を用いて、染色体の形態や数の変化を指標に染色体異常誘発性を検出します。
細胞 : CHL/IU細胞(チャイニーズハムスター由来)
納品物・納期
基本納品物
報告書
納期(目安)
2~3ヶ月
げっ歯類を用いた小核試験
被験物質を実験動物に単回または複数回投与し、骨髄における小核を有する幼若型赤血球の出現頻度を検査し、生体内における染色体異常誘発性の有無を検出します。
動物種 : マウス、ラット
納品物・納期
基本納品物
報告書
納期(目安)
1.5~2ヶ月
コメットアッセイ
細胞のDNA損傷を直接検出し定量的に断片化したDNAを測定する試験です。スライド上にアガロース包埋した細胞の細胞膜を消化し電気泳動すると、DNA断片がヘッド(頭部)からテール(尾部)に向かって移動し、コメット(彗星)に似た構造体を形成します。この構造体を蛍光染色し、蛍光顕微鏡で移動したDNAの量と移動距離を観察し、DNA損傷を検出します。
実験方法
1. 単細胞の懸濁液を調製
2. 融解したLM Agarose(42℃)と混ぜ、スライド上に均一に広げ固定化
3. 溶解緩衝液(Lysis solution)で処理し、細胞膜を除去
4. アルカリ性電気泳動用バッファーに移し、DNAループやDNA断片を遊離
5. 電気泳動:断片化したDNAが陽極に向かって移動
6. 中和後、蛍光色素で染色し、落射型蛍光顕微鏡で観察し、移動したDNAの量と移動距離を自動画像解析システムにて計測
納品物・納期
基本納品物
報告書(組織評価を含む)、標本、写真
納期(目安)
1.5ヶ月
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