遺伝子解析: ORNi-PCR

ORNi-PCR(オリゴリボヌクレオチド阻害PCR)

合同会社Wisteriagen

Wisteriagen社が保有するORNi-PCR®は「ブロッキングPCR」のひとつで、短い合成オリゴ(ORN=オリゴリボヌクレオチド)を利用し、タ-ゲット鋳型の増幅を抑える技術であり、「感度や特異度の向上」「分析検体の濃縮」「検体中のノイズ除去」等に応用が可能です。

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特長

  • シンプルな技術で、各種測定系への応用が容易
  • タ-ゲットへの結合の確実性も高く結合のコントロ-ルもしやすい
  • 末端修飾なども必要なく、デザインがフレキシブル

図1 ORNi-PCR®イメージ図および用途

  • ORNは修飾しておりません。
  • 未修飾ORNを用いたORNi-PCR®に使用できるDNAポリメラーゼは、プルーフリーディング活性を有するα型のDNAポリメラーゼ(KODやPfuなど)になります。
  • Taq DNAポリメラーゼなど5’-3’エキソヌクレアーゼ活性を有するDNAポリメラーゼを使用する場合(例:リアルタイムORNi-PCR®)には、S化修飾ORNをカスタムデザインオ-ダ-ORNとしてご注文ください。
  • ORNi-PCR®で増幅するDNA断片は100 bp以上(可能であれば150 bp以上)を推奨しています。

ゲノム編集後の確認

使用例

Sci. Rep. (2018) 8, 17195

図2 ゲノム編集後での使用例及び結果

制限酵素より高感度に、シ-ケンスより簡単に!

遺伝子変異検出などのその他用途

  • リキッドバイオプシ-など検出感度が必要な時
    異型遺伝子をより確実に検出するために、検体中のMajorityである野生型をORNで増幅阻害(検出感度の上昇)
  • 食性解析など、ホスト由来DNA除去など必要な時
    検体中のノイズを除去しより確実なタ-ゲット検出
  • 一塩基多型の検出時
    SARS-CoV-2ウイルス D614型/G614型 サブタイプ判別例

D614型 又は G614型に相補的に結合するORNを添加しPCR

Wisteriagen社内デ-タ

図3 SARS-CoV2の一塩基多型を検出

納品物/価格

【納品物】

  • 合成ORN(HPLCグレード)
  • 机上案プロトコール
  • 机上案プロトコールの検証(オプション)
  • 容量(PCR反応:約500回分)
  • 納期:受注後2週間程度

【価格】

  • デザイン済みORN合成費 ¥100,000円(税抜)
  • カスタムデザインオ-ダ-ORN合成費(デザイン費含む) ¥100,000円(税抜)
  • デザイン費        ¥20,000円(税抜)
  • プロトコールの検証    ¥300,000円(税抜)

*デザイン済みORNはORNi-PCR説明書に記載されていますので、ご確認ください。

その他デザイン、プロトコール検証等、Web面談でご相談承ります。お問合せフォームよりお気軽にお問い合わせください。

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