生化学: CyTOF解析

マスサイトメーター(Helios)によるマルチパラメータータンパクの解析

聖路加エスアールエル先端医療研究センター

1細胞由来のタンパク質発現を抗体と安定同位体標識された金属元素を組み合わせ30マーカー以上を同時解析します。

特長

・細胞を1細胞レベルで高速に解析をするフローサイトメトリーと、元素の質量に基づいて物質を高次元、高分解能で解析できるICP-TOF-MSを融合した
 『マスサイトメトリー』の技術を応用しています。
・マスサイトメーターによるタンパクの検出は、目的タンパクに特異的に結合する抗体をプローブに用い、この抗体には金属元素の安定同位体が標識されています。
・金属元素の安定同位体による検出は質量を用いるため、各々の同位体に固有の離散値で、シャープなピークとして検出される。
 このため30種類以上のパラメーターを超える抗体を同時に測定する場合であっても『コンペンセーション』が不要です。

測定原理

・純度99.999%のアルゴンガスを6000℃で燃焼することにより誘導結合プラズマ(ICP)を発生させます
・金属で標識した細胞をICPにより燃焼し、1細胞単位でイオン化します
・4重極型イオントラップでクリーニングし、TOF-Massにより質量解析を行います
・FCSファイルより専用ソフトを用いてデータを解析

■新たな免疫細胞プロファイリング専用キット

The Maxpar Direct Immune Profiling Assay(DIPA)

・ヒトPBMCおよび全血の免疫プロファイリングのために開発
・凍結乾燥により30種類の標識抗体を容器に固定
・37種類のポピュレーションを同時解析
・専用解析ソフトウェアによる信頼性の高いデータを提供

  • ■ターゲットポピュレーション
    Population
    Monocytes classical
    transitional
    nonclassical
    Dendritic cells myeloid
    plasmacytoid
    Granulocytes neutrophils
    CD66b- neutrophils
    basophils
    eosinophils
    Lymphocytes NK early
    late
    B cells naïve
    memory
    plasmablasts
    CD3+ Tcell γδ
    MAIT/NKT
    CD3+/CD4+ naïve
    central memory
    effector memory
    terminal effector
    Th1
    Th2
    Th17
    T regulatory cell
    CD3+/CD8+ naïve
    central memory
    effector memory
    terminal effector
  • ■マーカー一覧
    抗体種類(30種類)
    Antibody Clone Mass
    CD45 HI30 89Y
    CD196/CCR6 G034E3 141Pi
    CD123 6H6 143Nd
    CD19 HIB19 144Nd
    CD4 RPA-T4 145Nd
    CD8 RPA-T8 146Nd
    CD11c Bu15 147Sm
    CD16 3G8 148Nd
    CD45RO UCHL1 149Sm
    CD45RA HI100 150Nd
    CD161 HP-3G10 151Eu
    CD194/CCR4 L291H4 152Sm
    CD25 BC96 153Eu
    CD27 O323 154Sm
    CD57 HCD57 155Gd
    CD183/CXCR3 G025H7 156Gd
    CD185/CXCR5 J252D4 158Gd
    CD28 CD28.2 160Gd
    CD38 HB-7 161Dy
    CD56/NCAM NCAM16.2 163Dy
    TCRgd B1 164Dy
    CD294 BM16 166Er
    CD197/CCR7 G043H7 167Er
    CD14 63D3 168Er
    CD3 UCHT1 170Er
    CD20 2H7 171Yb
    CD66b G10F5 172Yb
    HLA-DR LN3 173Yb
    IgD IA6-2 174Yb
    CD127 A019D5 176Yb
    Live/Dead Intercalator-103Rh   103Rh

 

DIPAのFCSファイルを解析する専用ソフトウェアによる解析

Maxpar Pathsetter Softwareによる データ解析

37種類の免疫細胞サブセットを全自動で解析をすることで、解析者によるデータのバラつきを回避し、包括的な免疫表現型の解析が可能

多種類のレポートの出力が可能なため、PDFやExcelでのエクスポートも可能

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