特長
被験物質(サイトカイン)によって変化する因子をターゲットとし、その因子の“生物活性量の変化”を指標として、被験物質の生物活性の評価を実施いたします。
ただ“活性がある”ということだけでなく、濃度依存的な作用をもっていることかどうかも確認できます。
評価の現状
サイトカインには多様性(1つのサイトカインが複数の細胞に作用する)と重複性(複数のサイトカインが同一の作用を示す)、さらにサイトカイン間での相互作用(亢進/抑制)があり、被験物質であるサイトカインの量だけを調べても、生体内での活性は反映されません。
測定例
Recombinant IL-23(human)の評価として、マウス脾臓細胞を用いた IL-17誘導活性を測定しました。
- 試験品は、既存品のものと同等あるいはそれ以上(3倍程度)の生物活性を有することが示された。
- 凍結融解の影響はほとんどなかった
測定可能な物質
対象 | 主な作用 |
---|---|
IL-1α(Human/mouse) | PGE産生、IL-2産生等 |
IL-21(Human/mouse) | リンパ球の増幅活性化、NK細胞による細胞傷害の促進、B細胞の分化促進等 |
IL-23(Human/mouse) | 炎症性自己免疫疾患の確立および維持等 |
IL-27(Human/mouse) | Th1細胞の分化誘導作用、活性化T細胞による炎症性サイトカイン抑制等 |
TGF-β(Human/mouse) | B細胞の増殖やlg産生抑制、線維芽細胞の増殖、創傷治癒の促進等 |
CD4(Human) | 表面マーカー、主な発現細胞:ヘルパーT細胞 |
TNF-α(Human/mouse) | 腫瘍壊死因子 |
Dkk-1(Human) | Wnt≪情報伝達≫経路と相互作用をもつ |
その他の物質でも検討いたします。
市販キットを使用した測定受託もお受けしています。
お問い合わせください。
ご提供いただくもの
- 測定サンプル : ~10 μg(目安。試験内容によって変わりますので、別途お問い合わせください。)
- 測定対象の比較物質(指定だけでも可能です。自然免疫応用技研にて準備する場合は、別途費用を申し受けます。)
受託測定価格例
測定項目:IL-6、IL-10、IL-1β、TNFα測定市販ELISAキット提供の場合
サンプル数:80
項目1 | 項目2 | 希望納入価格 |
---|---|---|
ELISA測定 | IL-6 | 250,000円 |
ELISA測定 | IL-10 | 250,000円 |
ELISA測定 | IL-1β | 250,000円 |
ELISA測定 | TNFα | 250,000円 |
項目1 | 項目2 | 希望納入価格 |
---|---|---|
ELISA測定 | IL-6 | 300,000円 |
ELISA測定 | IL-10 | 300,000円 |
ELISA測定 | IL-1β | 300,000円 |
ELISA測定 | TNFα | 300,000円 |
※本価格はサンプルの前処理の有無およびキットステップ数等により変動いたします。
お見積り・ご注文について
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- 掲載されている製品について
- 【試薬】
- 試験・研究の目的のみに使用されるものであり、「医薬品」、「食品」、「家庭用品」などとしては使用できません。
- 試験研究用以外にご使用された場合、いかなる保証も致しかねます。試験研究用以外の用途や原料にご使用希望の場合、弊社営業部門にお問合せください。
- 【医薬品原料】
- 製造専用医薬品及び医薬品添加物などを医薬品等の製造原料として製造業者向けに販売しています。製造専用医薬品(製品名に製造専用の表示があるもの)のご購入には、確認書が必要です。
- 表示している希望納入価格は「本体価格のみ」で消費税等は含まれておりません。
- 表示している希望納入価格は本記事掲載時点の価格です。
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