次世代細胞培養基質
マトリクソーム perLAM (パールカン結合型ラミニンE8断片) シリーズ
パールカン結合型ラミニンE8断片 (perLAM) はラミニンE8断片とパールカン (パールカンドメイン1:pD1) が結合したキメラタンパク質になります。
pD1は、培地中のFGFを捕捉する機能があり、受容体へ効率よくFGFを届けることができます。
パールカンとラミニンは基底膜成分になるため、本製品はより基底膜を再現した製品で、多能性幹細胞の培養から高効率な分化誘導が期待できます。

パールカンとは
パールカンは基底膜と呼ばれるシート状の細胞外マトリックス (ECM;Extracellular matrix) に存在し、細胞の増殖や分化のシグナル伝達をサポートする役割を持っています。 パールカンのへパラン硫酸鎖 (HS) に、bFGF,VEGF,TGF-βなどの分子が捕捉されることで細胞にさまざまな影響を与えています。

パールカン結合型ラミニンE8断片について
パールカン結合型ラミニンE8断片
へパラン硫酸鎖 (HS) にはパールカンドメインⅠと呼ばれる部位があり、この部位とラミニンE8断片が融合することで、基底膜成分をより模倣した次世代の細胞基質「パールカン結合型ラミニンE8断片」となります。 この基質は、多能性幹細胞の培養から高効率な分化誘導が期待でき、再生医療や動物実験代替の実現に貢献できることを期待しております。

perLAM-421:骨格筋細胞の分化誘導と増殖促進
hiPS細胞から骨格筋細胞の分化誘導と増殖促進を実現したパールカン結合型ラミニン-421E8断片の高純度精の製品です。
特長
- 多能性幹細胞の安定的な拡大培養を実現
- コーティング操作不要の添加法(細胞懸濁液に添加する方法)の利用可
- bFGFなどの増殖因子を捕捉して細胞の受容体へ効率的に届ける
- hiPS細胞から骨格筋細胞へ高い分化効率を示す

製品一覧
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骨格筋細胞の分化誘導
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