フィブロネクチン, 組換え体
【無償サンプル配布中】
フィブロネクチンは細胞外マトリックスタンパク質を構成する主要なタンパク質の一つであり、細胞の接着・移動・増殖・分化を制御します。 細胞培養においては、細胞が成長・定着するための足場材として重要な役割を果たしています。 当社では、遺伝子組換えカイコを用いてヒト感染性病原体を持たない安全な環境で生産 (繭から抽出) した、組換え型血漿フィブロネクチンおよび細胞性フィブロネクチンを取り扱っています。
従来の課題
血漿フィブロネクチン
血液中に高濃度で存在し、血液凝固や創傷治癒に関与しています。これまで、血漿由来の製品は培養細胞のコーティング剤として広く利用されてきましたが、その原料がヒトや動物の血液由来であるため、病原体混入のリスクが懸念されていました。
細胞性フィブロネクチン
細胞自身が周囲に合成し、細胞の接着や増殖を促進しますが、高純度の精製品は入手が困難でした。
動物由来物質を含まないアガロースベース担体を用いた液体クロマトグラフィーにより、高純度の精製を実現
【無償サンプル配布中】多様な細胞の接着・増殖に!特にMSCをお使いの方におすすめ◎
「フィブロネクチン, 組換え体」の性能評価にご協力いただける方を募集しています。本製品は細胞接着に関するセグメントが豊富に含まれており、さまざまな細胞の細胞接着および増殖能の向上に寄与すると考えられています。
こんな方におすすめ
- 細胞培養に最適なコーティング剤をお探しの方
- MSCの増殖性や培養効率を改善したい方
- 実験系での評価を無償で試してみたい方
\ 数量限定のため、ぜひお早めにお申し込みください! /
フィブロネクチンとは
フィブロネクチンは、細胞外マトリックス (ECM:Extracellular matrix) に広く分布する糖タンパク質です。細胞の接着、増殖、分化、移動など、多くの生物学的プロセスに関与しています。約220 kDaの二量体で構成されており、多様な機能ドメインを介して細胞表面のインテグリン受容体やECM成分であるコラーゲン、フィブリン、補体系タンパク質、グリコサミノグリカン類やヘパリンなど多様な分子と特異的に結合します。
生体内では線維芽細胞、軟骨細胞、マクロファージ、肝細胞などの間葉系細胞から産生され、組織の構造維持や損傷修復に重要な役割を果たしています。特に創傷部位では、フィブロネクチンが速やかに沈着して細胞接着部位を形成することで、線維芽細胞や血管内皮細胞の移動・増殖を促進し、組織の修復を促します。また、血小板のα顆粒に蓄えられており、活性化時に血小板表面に発現して止血機構にも寄与しています。
組織工学や再生医療の分野においては、細胞培養の足場材として活用されています。フィブロネクチンを含む生体材料は、細胞の接着性を高め、三次元的な組織形成を促進することで、生体適合性と機能的な組織再構築を支援します。これにより、細胞の培養効率や移植後の生着率向上が期待され、さまざまな応用が進められています。
フィブロネクチン, ヒト, 組換え体, 血漿/細胞性の特長
組換え型フィブロネクチンのため、病原体の混入リスクが低く、ロット間差が小さい
フィブロネクチンは、ヒトiPS 細胞から神経堤細胞への分化誘導において、細胞培養用コーティング剤として一般的なラミニンよりも高い誘導効率が報告されています1)。本製品は組換え体のため、高い安全性と均一な品質を兼ねており、組織工学や再生医療の分野で幅広く活用されています。
細胞性フィブロネクチンはMSC の増殖率を向上させる
MSCの株によっては、細胞性フィブロネクチンを用いることで増殖率が向上し、より多くの細胞を回収できます。
製品概要
- 凍結乾燥品
- たん白濃度:450~550 μg/mL
- カイコ発現組換え体
- 無菌試験、エンドトキシン・マイコプラズマ試験済み
【モジュール構造】
フィブロネクチン, ヒト, 組換え体, 血漿
EDA・EDBを持たず、ⅢCSセグメントを持つ変異体短鎖をホモダイマーとして発現。
・分子量:499 kDa

フィブロネクチン, ヒト, 組換え体, 細胞性
EDA・EDB・ⅢCSセグメントを持つ多様なスプライシング変異体を再現。
・分子量:539 kDa

使用例
間葉系幹細胞 (MSC) をはじめ多様な培養細胞の足場材として最適です。安全性が高く、性能のバッチ間差も少ないため、再生医療研究など幅広い用途に適しています。
使用方法
調製方法
2 mLの滅菌した精製水をバイアルに加え、室温で30分静置してください。
(調製後のフィブロネクチン濃度は0.5 mg/mLです)
保存方法
2~10℃保存
調製した本製品を−20℃以下で保存する場合は、小分けして凍結融解を繰り返さないようご注意ください。約6ヶ月の安定性があります。
コーティング方法 (例)
- PBS(−)などで調製後の溶液を希釈し、1〜5 µg/cm²の濃度でプレートにコーティングします。
例:6ウェルプレート (9.6 cm²/ウェル) に2.5 µg/cm²でコートする場合 (24 µg/ウェル)、12 µg/mLに希釈したフィブロネクチン溶液を2 mL添加します。 - 37℃で1時間インキュベート後、溶液を除去しPBS(−)で洗浄してから細胞を播種してください。
アプリケーションデータ
ヒト骨髄由来MSC
細胞接着能確認実験
培地:PRIME-XV MSC XSFM MDF1
フィブロネクチン:各2.5 μg/cm2
細胞播種密度: 1.58 x 103 cells/cm2
培養条件:37℃、5% CO2
培養期間:1時間

当社フィブロネクチン (血漿フィブロネクチン、細胞性フィブロネクチン) はヒト骨髄由来MSCの培養容器への接着を促進することが確認された。
細胞増殖能確認実験
培地:PRIME-XV MSC XSFM MDF1
フィブロネクチン:各2.5 μg/cm2
細胞播種密度:5 x 103 cells/cm2
培養条件:37℃、5% CO2
培養期間:3日間
当社フィブロネクチン (血漿フィブロネクチン、細胞性フィブロネクチン)で培養容器をコーティングすることにより、ヒト骨髄由来MSCの細胞増殖性が改善された。

BHK21細胞
細胞接着能確認実験
培地:無血清培地
フィブロネクチン:各2.5 μg/cm2
細胞播種密度:7.4 x 104 cells/cm2
培養条件:37℃, 5% CO2
培養期間:40分

当社フィブロネクチン (血漿フィブロネクチン、細胞性フィブロネクチン) はBHK21細胞の培養容器への接着を促進することが確認された。
細胞増殖能確認実験
培地:無血清培地
フィブロネクチン:各2.5 μg/cm2
細胞播種密度:1 x 104 cells/cm2
培養条件:37℃, 5% CO2
培養期間:4日間
当社フィブロネクチン (血漿フィブロネクチン、細胞性フィブロネクチン) で培養容器をコーティングすることにより、BHK21細胞の細胞増殖性が改善された。

参考文献
製品一覧
- 項目をすべて開く
- 項目をすべて閉じる
【本サイト掲載情報について】
- 掲載内容は本記事掲載時点の情報です。仕様変更などにより製品内容と実際のイメージが異なる場合があります。
- 掲載されている製品について
- 【試薬】
- 試験・研究の目的のみに使用されるものであり、「医薬品」、「食品」、「家庭用品」などとしては使用できません。
- 試験研究用以外にご使用された場合、いかなる保証も致しかねます。試験研究用以外の用途や原料にご使用希望の場合、弊社営業部門にお問合せください。
- 【医薬品原料】
- 製造専用医薬品及び医薬品添加物などを医薬品等の製造原料として製造業者向けに販売しています。製造専用医薬品(製品名に製造専用の表示があるもの)のご購入には、確認書が必要です。
- 表示している希望納入価格は「本体価格のみ」で消費税等は含まれておりません。
- 表示している希望納入価格は本記事掲載時点の価格です。

