高研 FibColl®高透過性アテロコラーゲンインサート24well用


FibColl®は、アテロコラーゲンのみでできているメンブレンを採用した、新規のセルカルチャーインサートです。
プラスチック製のメンブレンをコラーゲンコーティングした一般的な製品とは異なり、細孔をふさいでしまうことがなく、小さい分子から600 kDaを超える大きい分子まで透過します。またアテロコラーゲンの繊維構造を有しているため生体内を模した環境での細胞培養が可能です。
生分解性のメンブレンは切り取ることも可能ですので、動物への細胞シート移植も可能です。
特長

- 培養期間を50%短縮!表皮モデルの成熟化を促進
- 安価で手軽に表皮モデルを自作できる
- 納品スケジュールに縛られない柔軟な試験
- ヒトに近い厚みの表皮層で試験可能
製品特長
使いやすさを追求したセルカルチャーインサート

使用方法

実験例
FibColl®を用いた物質透過性およびバリア機能評価
FibColl®の膜上に評価分子溶液を添加した後、膜下に移行した分子を定量したところ、600 kDaを超えるタンパク質も透過することが確認された。
次に、イヌ腎臓尿細管上皮細胞 (MDCK 細胞) をFibColl®上で14日間培養し、ZO-1を免疫蛍光染色して観察したところ、タイトジャンクションの形成が確認された。また、経上皮電気抵抗 (TEER) 測定では電気抵抗が生じた (高研社内データ)。
FibColl®を用いた表皮モデルの早期成熟化促進
FibColl®やポリエチレンテレフタレート製セルカルチャーインサート (PET) のメンブレン上に、正常ヒト表皮角化細胞1.8 x 105 cellsを播種し、3日間の液内培養の後に14日間の気液界面培養へ移行した。その後、作製した各表皮モデルの凍結切片をHE 染色で観察した。
その結果、FibColl®では早くも培養7日目に成熟した角質層が形成され、14日目には更なる角質層の積層が確認された (高研社内データ)。
各表皮マーカーの発現を免疫蛍光染色で観察したところ、FibColl®では基底層のマーカーであるCK14の基底膜層付近での発現極大に加え、CK14と有棘層マーカーのCK10との染めわけがPETよりも明確であった。また、顆粒層のマーカーであるFLGの顆粒層付近の発現が顕著であった (高研社内データ)。
FibColl®ではCLDN1によるタイトジャンクションの形成やOCLNの明確な発現が確認できた。また、TEER測定を行ったところ、PETに比べてFibColl®では有意に高いTEER値が認められた (高研社内データ)。
FibColl®を用いた表皮モデルの乾癬様炎症モデルへの応用
FibColl®で作製した気液界面培養7日目の表皮モデルへ、培地交換のあと、サイトカインを24時間毎に2度添加し、乾癬様炎症の誘導を行った。その結果、乾癬で変動することが報告されている複数の遺伝子の発現が亢進または抑制され、FibColl®は乾癬様炎症モデルの作成に有用なことが示唆された。なお、FibColl®は24wellプレート用の大きさであるが、複数の遺伝子の発現量評価に十分な量のRNAが抽出できると確認された。(高研社内データ)。
製品一覧
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