スフェロイド・オルガノイドの非凍結保存が可能!

日産化学 FCeM® Advance-CR Preparation Kit

FCeM ® Advance-CR logo

FCeM ® Advance-CRは、細胞培養や非凍結状態の細胞保存に用いる任意の培地や緩衝液へFP003Bを添加することで、粘度を上げることなく、浮遊・分散性を付与できる培地調製キットです。三次元培養や短期間の非凍結細胞保存を可能とし、付属の細胞回収液を用いることで培養や保存後の細胞懸濁液から高効率で細胞や細胞塊を回収することができます。

※本製品は「研究用試薬(臨床研究グレード)」です。

※ご購入の際には対面面談および誓約書締結が必要です。

FCeM ® Advance-CR 商品イメージ

特長

  • 培地や各種緩衝液へFP003B液を添加するだけで非凍結保存液が完成
  • 室温(4~30℃)でスフェロイドの保存が可能(~2週間程度)
  • 保存後は遠心分離またはセルストレーナーでスフェロイドを回収

キット構成

① FP003B Solution
:1.2mL
① Harvesting Buffer
:110mL
① アダプターキャップ
:1個
① 50mLコニカルチューブ
:1個

細胞保存方法

細胞の非凍結保存方法

  1. (1)シングルセルまたはスフェロイドなどの懸濁液から遠心分離等を用いて培養上清を除去します。
  2. (2)FP003B添加液(培地や緩衝液等)を必要量加え、細胞またはスフェロイドなどを懸濁させます。
  3. (3)容器を密閉し、室温(25℃)環境下で静置保管します。
図:細胞の保存方法

細胞回収方法

イメージ:細胞回収方法
図:細胞回収方法の流れ

間葉系幹細胞スフェロイドの保存例

保存液
0.02% FP003B添加KBM ADSC-2(コージンバイオ)
細胞種
MSCスフェロイド(ADSC(セルソース)、2,000 cells)
播種数
2×10^7 cell/40 mL/bag
播種密度
0.5×10^5 cells/mL
保存容器
ガス透過性培養バッグ (ニプロ、抗体固相化バッグ)
生存率
表面抗原発現解析(Flow cytometry)

FP003B非凍結保存後、MSCは10日以上生存維持、表面マーカー発現も維持

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三次元培養用培地 FCeM®シリーズ

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