同仁化学 脂肪酸取り込み検出キット 

脂肪酸は、生体がエネルギーを得るために重要な物質です。脂肪酸取り込み能は肥満や糖尿病などの疾患に関わるだけでなく、がん細胞における代謝指標の 1 つでもあります(左図)。細胞増殖が活発ながん細胞は多くの脂質を必要とするため、細胞内における脂肪酸合成や細胞外からの脂肪酸取り込みが活発に行われています(右図)。そのため、がん細胞の脂肪酸代謝経路をターゲットとした多くの薬剤が開発されています。

製品情報

本キットには、脂肪酸トランスポーターを介して細胞に取り込まれるFatty acid analog を同梱しており、脂肪酸の取り込みを蛍光法にて検出できます。Quenching Buffer により洗浄操作の手間と時間を省いた検出が可能です。

測定原理

操作手順

対応装置

HepG2 細胞へ脂肪酸トランスポーター阻害剤 CB-2 を添加し、取り込み能力変化を様々な装置で確認しました。

実験例

脂肪酸の代謝状態の確認

25 mmol/l グルコース含有 DMEM 培地を用いて培養したコントロール(Control)の A549 細胞とグルコース不含 DMEM 培地を用いて培養した飢餓状態(Starved)の A549 細胞を、本キットを用いて染色し、蛍光顕微鏡で観察しました。
結果、コントロールの細胞では、蛍光色素の多くは脂肪滴で観察されたのに対して、飢餓状態の細胞ではミトコンドリアや小胞体への局在が確認されました。これにより、飢餓状態での脂肪酸代謝の変化が示唆されました。

コントロール細胞と飢餓状態の細胞の蛍光画像

製品一覧

  • 項目をすべて開く
  • 項目をすべて閉じる

関連製品一覧

  • 項目をすべて開く
  • 項目をすべて閉じる

  • 掲載内容は本記事掲載時点の情報です。仕様変更などにより製品内容と実際のイメージが異なる場合があります。
  • 掲載されている製品について
    【試薬】
    試験・研究の目的のみに使用されるものであり、「医薬品」、「食品」、「家庭用品」などとしては使用できません。
    試験研究用以外にご使用された場合、いかなる保証も致しかねます。試験研究用以外の用途や原料にご使用希望の場合、弊社営業部門にお問合せください。
    【医薬品原料】
    製造専用医薬品及び医薬品添加物などを医薬品等の製造原料として製造業者向けに販売しています。製造専用医薬品(製品名に製造専用の表示があるもの)のご購入には、確認書が必要です。
  • 表示している希望納入価格は「本体価格のみ」で消費税等は含まれておりません。
  • 表示している希望納入価格は本記事掲載時点の価格です。