様々な用途に使える、高精度PDMSシート
朝日ラバー 超薄膜高透明PDMSシート
朝日ラバー独自の無溶剤製法で作製した、毒性が低いシートです。 他にない超薄膜のシートをご提供いたします。
特長
- 透明度が高く、また超薄膜にすることにより、高い酸素透過性があります。
- 柔軟性に優れ、微細な加工を施すこともできます。
- 細胞培養や医療、分析機器など、様々な用途でお使いいただけます。
標準仕様
メーカーコード | 厚み | 長さ | 包装単位 | PET保護フィルム |
---|---|---|---|---|
ARFS-5030C | 30 μm ± 10 μm | 250 mm | 2枚 | 両面 |
ARFS-5030R | 10 m | 1巻 | 片面のみ | |
ARFS-5050C | 50 μm ± 15 μm | 250 mm | 2枚 | 両面 |
ARFS-5050R | 10 m | 1巻 | 片面のみ | |
ARFS-5075C | 75 μm ± 15 μm | 250 mm | 2枚 | 両面 |
ARFS-5075R | 10 m | 1巻 | 片面のみ |
※ 有効幅は150 mm、透過率は94 %です。
※ 平成24年 薬食機発0301第20号医療機器の生物学的安全性試験法のコロニー形成阻害試験において、細胞毒性は認められませんでした。
各種試験結果
アプリケーション
ラット肝細胞スフェロイドと酸素環境の関係性
AR超薄膜シリコーンシート(ARFS-5075C)を用いて、酸素環境に対するラット肝細胞スフェロイドの応答性を評価。
■ シリコーン型スフェロイド培養デバイス
- マイクロウェル底面がアクリル板からなる「PMMAチップ」とシリコーンシート(朝日ラバー社製ARFS-5075C)からなる「SRチップ」を作製
- SRチップはPMMAチップ(従来の一般的なスフェロイドチップ)に比べ、酸素供給能が約22倍も向上
■ シリコーン型培養チップを用いたラット肝細胞の特徴
- SRチップで培養した肝細胞スフェロイドは、内部の低酸素環境が改善され、細胞の生存性が向上
- 良好な酸素環境の提供によって、肝細胞スフェロイド内の細胞内シグナルや機能発現が活性化
参考文献
1)冨永菜央,中澤浩二:肝細胞スフェロイドの酸素応答性,化学工学会第52回秋季大会要旨集,PB288,2021.
2)冨永菜央,中澤浩二:肝細胞スフェロイド特性と酸素環境の関係性,日本動物実験代替法学会第34回大会要旨集,202,2021.
3)冨永菜央,中澤浩二:シリコーン型スフェロイド培養デバイスを用いた肝細胞培養,第43回日本バイオマテリアル学会大会要旨集,JP3-04,2021.
製品一覧
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