グリコシダーゼ (耐熱性)

高温条件下での反応に最適な耐熱性酵素です。

セルラーゼ, 耐熱性, 組換え体, 溶液

超好熱性細菌であるPyrococcus horikoshiiからクローニングされたエンド型セルラーゼです。70℃以上の反応温度で高い活性を示し90℃～100℃でも活性を維持します。結晶性セルロース等の不溶性セルロースの分解も可能です。

・70℃以上で高い活性を示し、90～100℃でも活性を維持
　（至適温度：100℃以上）
・結晶性セルロースなどの不溶性セルロースを分解

2％アルカリ膨潤セルロースに、2U/mLの酵素を添加後、85℃で3時間反応させた。

超耐熱性古細菌Pyrococcus furiosusより見出された超耐熱性のキチン分解酵素です。βキチンのみならず、これまで酵素的に分解することが困難であったα-型の結晶性キチンに対しても強力な分解活性を示します。

・85℃でも活性を維持
・βキチンのみならず、α-型結晶性キチンに対しても分解活性あり

左より、コロイド状キチン、イカキチン、カニキチンを分解した様子を撮影した。
(それぞれ左側は酵素を添加していないもの、右側は酵素添加後85℃で3時間加温したものである)

本品は、(独)海洋研究開発機構が深海から発見した耐熱性微生物に由来するアガラーゼであり、耐熱性に極めて優れています。
簡便・短時間に操作でき、大きなDNA断片でも比較的傷つけることなく回収することができます。

・簡便&スピーディー(最短10分 ! )
・ゲル分解液をそのままクローニングや制限酵素反応等に使用可能
・巨大核酸分子の回収も可能
・耐熱性に優れ、至適温度が高い
・スタンダードタイプのアガロースにも使用可能
・回収のロスがない