同仁化学 バイオフィルム測定キット

バイオフィルムは、微生物とその代謝物である細胞外多糖から構成される集合体で、あらゆる環境に存在しています。バイオフィルム形成阻害能を有する薬剤や食品成分の探索が注目を集めています。

特長

ピンプレートで従来の課題を解決!!

  • 測定の手間を大幅に低減
    煩雑だったウェル毎の洗浄操作は不要です。
    ピンプレート付きのプレート蓋で一度に操作が完了できます。
  • バラツキを抑えることが可能
    洗浄操作による物理的なバイオフィルムの剥離を抑えることで、ウェル間、測定者間、施設間の測定結果のばらつきを低減します。

測定の手間を大幅に低減

既存法はマイクロプレートの底にバイオフィルムを形成するため、菌の培養に伴う培地交換や、染色工程前後の洗浄作業に多くの手間を要していました。本キットは蓋に固定されたピン上にバイオフィルムを形成させるため、培地交換や染色工程が蓋を移すだけで完了し、操作が非常に簡便です。

従来法:ウェルにバイオフィルムを形成
キット法:ピンプレートにバイオフィルムを形成

バラツキを抑えることが可能

クリスタルバイオレット法による測定
菌種:S.aureus
各 n=8の平均

既存法はマイクロプレート底面にバイオフィルムを形成するため、洗浄操作等でバイオ フィルムが剥離しやすく、測定値のばらつきが課題でした。本キットはピン表面にバイオ フィルムを形成させ、一連の操作によるバイオフィルムの剥がれを抑えます。


目的に応じた2種類のキット

同一の測定手法でバイオフィルムの形成量、またはバイオフィルムに含まれる生菌の代謝活性を測定するキットを取り揃えています。ご利用の目的に応じてキットを選択してください。

2種類のキットの選び方と操作

測定項目 測定対象 測定原理 測定波長 製品名
STEP1 バイオフィルムの形成量測定
⇒ まず、このキットからスタート!
生菌・死菌・細胞外多糖 CV法 590 nm Biofilm Formation Assay Kit
(製品コード:344-09571)
STEP2 バイオフィルム内の生菌の代謝活性測定
⇒ 形成量測定ができたら、このキット!
生菌 WST法 440~480 nm Biofilm Viability Assay Kit
(製品コード:341-09581)
Biofilm Formation Assay Kit
Biofilm Viability Assay Kit

 

  • バイオフィルムの形成条件は菌種や株によって異なります。まず、形成条件の検討にBiofilm Formation Assay Kit をご利用ください。
  • 本キットは福岡県工業技術センター生物食品研究所との共同開発品です。

測定例

バイオフィルムに対する薬剤の形成阻害や抗菌効果の指標としては、MBIC(minimum biofilm inhibitory concetration):最小バイオフィルム形成阻害濃度や、MBEC(minimum biofilm eradication concetration):最小バイオフィルム撲滅濃度が指標として用いられます。S.aureusについて、各キットでMBICならびにMBECを測定した。

  • Biofilm Formation Assay Kit

    MBICの測定
    Biofilm Formation Assay Kitにてε-Poly-L-lysine のS. aureus バイオフィルムに対する形成阻害を測定したところ、MBIC が約250 μg/mL であることが確認できました。

  • Biofilm Viability Assay Kit

    MBECの測定
    Biofilm Viability Assay Kitを用いてMinocycline のS. aureus バイオフィルムに対する薬剤効果を測定したところ、MBEC が約1000 μg/mL であることが確認できました。

製品一覧

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  • 掲載されている試薬は、試験・研究の目的のみに使用されるものであり、「医薬品」、「食品」、「家庭用品」などとしては使用できません。
  • 表示している希望納入価格は「本体価格のみ」で消費税等は含まれておりません。
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