Cannizzaro Reaction

カニッツァロ反応

α水素を持たないアルデヒドを水酸化ナトリウム水溶液中で加熱すると、還元体であるアルコールと酸化体であるカルボン酸が1:1の量比で得られます。

通常交差反応は難しく、2種のアルデヒド間では理論上、4種以上の混合物を与える結果となります。しかし、アルデヒドの一方をホルムアルデヒドにして反応させると、ホルムアルデヒドが優先的に還元剤として働きます。この場合、もう一方のアルデヒドから対応するアルコールが収率よく生成されます。

エノール化しうるアルデヒドの場合にはアルドール反応が起こり、上手くいきません。

本記事はWEBに混在する化学情報をまとめ、それを整理、提供する化学ポータルサイト「Chem-Station」の協力のもと、ご提供しています。
Chem-Stationについて

反応機構

反応例

基本文献

製品一覧

  • 項目をすべて開く
  • 項目をすべて閉じる

  • 掲載内容は本記事掲載時点の情報です。仕様変更などにより製品内容と実際のイメージが異なる場合があります。
  • 掲載されている製品について
    【試薬】
    試験・研究の目的のみに使用されるものであり、「医薬品」、「食品」、「家庭用品」などとしては使用できません。
    試験研究用以外にご使用された場合、いかなる保証も致しかねます。試験研究用以外の用途や原料にご使用希望の場合、弊社営業部門にお問合せください。
    【医薬品原料】
    製造専用医薬品及び医薬品添加物などを医薬品等の製造原料として製造業者向けに販売しています。製造専用医薬品(製品名に製造専用の表示があるもの)のご購入には、確認書が必要です。
  • 表示している希望納入価格は「本体価格のみ」で消費税等は含まれておりません。
  • 表示している希望納入価格は本記事掲載時点の価格です。