Wohl-Ziegler Bromination

ウォール・チーグラー臭素化反応

ラジカル条件下、N-コハク酸イミド(NBS)による臭素化を行う手法

ラジカル条件下、N-コハク酸イミド(NBS)による臭素化を行う手法です。溶媒としてはラジカル条件に強い四塩化炭素などが用いられます。

臭素化は、末端よりは内部位で優先して起こります(ラジカル中間体の安定性を反映しているため)。

本記事はWEBに混在する化学情報をまとめ、それを整理、提供する化学ポータルサイト「Chem-Station」の協力のもと、ご提供しています。
Chem-Stationについて

反応機構

実際に臭素供与体として働くのは、系中で極微量生じているBr2であり、NBSではないことに注意が必要です。臭素が大量に存在している場合、副反応が避けられません。

反応機構

反応例

NBSを用いる臭素化反応1)

臭素化は内部位で優先します。

NBSを用いる臭素化反応

 

参考文献

  1. Greenwood, F.L., Kellert, M. D. and Sedlak, J. : Org. Synth., 38, 8 (1958).

基本文献

製品一覧

  • 項目をすべて開く
  • 項目をすべて閉じる

  • 掲載内容は本記事掲載時点の情報です。仕様変更などにより製品内容と実際のイメージが異なる場合があります。
  • 掲載されている製品について
    【試薬】
    試験・研究の目的のみに使用されるものであり、「医薬品」、「食品」、「家庭用品」などとしては使用できません。
    試験研究用以外にご使用された場合、いかなる保証も致しかねます。試験研究用以外の用途や原料にご使用希望の場合、弊社営業部門にお問合せください。
    【医薬品原料】
    製造専用医薬品及び医薬品添加物などを医薬品等の製造原料として製造業者向けに販売しています。製造専用医薬品(製品名に製造専用の表示があるもの)のご購入には、確認書が必要です。
  • 表示している希望納入価格は「本体価格のみ」で消費税等は含まれておりません。
  • 表示している希望納入価格は本記事掲載時点の価格です。